「アール・ブリュット 湧き上がる衝動の芸術」

最近は、書店や図書館に行っても、アウトサイダー・アート、アール・ブリュット関連の本をチェックしてしまうようになった。

「人間にはそもそも表現したいという欲求があって、社会の評価など気にも留めずに衝動のままに作品を創る人は必ずいて、そうした人々が創るものこそが真の芸術である」byアール・ブリュットを見出した20世紀のフランスの画家、ジャン・デュビュッフェ。

日本のアール・ブリュット作品を集めたものだが、やっぱり独特・独自の表現に圧倒されてしまうね。

これでもかと細かかったり、あるものの無数のコレクションだったり、奇妙な文字の配列だったり、色彩が豊か過ぎたり、セロハンテープや段ボール、発泡スチロールを使ったものだったり、ある幾何学模様の繰り返しだったり…。

ナンダコリャ、やっぱ狂ってるわ…しか言いようがない作品ばっかで驚嘆。

ほとんどが福祉施設からの発信。

アールブリュットの作品の場合、本人は発表する意思もないために、誰かが作品を見つけて保管でもしない限り、多くは朽ちて廃棄されてしまうことがほとんど。でも、作品のそうした儚い運命が美しかったりするものだと思う。限りなく有限である人間とそれを取り巻く様々な自然や命と同等のようで。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。