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ドラマを2周も観た筆者が語る『First Love 初恋』のココが好き

皆さんは現在Netflixで公開中の『First Love 初恋』という作品をご覧になっただろうか。この作品は題名通り、主人公たちの忘れられない初恋について描かれている。もちろん恋愛ドラマとしての甘酸っぱさも楽しめるが、家族愛に注目してみても非常に面白い作品だと思う。

そして何よりこのドラマの醍醐味は、その緻密に作り込まれた映像の美しさや壮大なセッティングにある。そんな世界観に引き込まれすぎた私も、気づいたら2周目を見始めていた。何度見ても新たな発見があり、深い余韻を味わえる。そんな今日は、私的『First Love 初恋』の好きなポイントを厳選してお届けする。この先ネタバレがほんの少しだけ含まれるので気になる方はご注意を。

❶ 映像や衣装の色彩が好き

まずひとつ目に取り上げるのは視覚的要素。全9話から成るドラマではあるが、質感や色使いはまるで映画のようだ。見始めた当初は気づかなかったが、登場人物やシーンによってテーマカラーが設定されている。例えば、野口家の登場人物はいつも青色の服を着ているが、並木家の人たちは鮮やかな赤色の装いをしている。ちなみに濱田岳さん演じる占部とのシーンは黄色で、大学時代に出会った人たちはピンク色。これだけはっきりとイメージが色分けされた映像作品は珍しいが、登場人物の対比がより際立つように思える。衣装以外にも、映像の色彩感も大胆で思わず引き込まれてしまった。いまだに映像の彩度が強く印象に残る。

❷ 時の流れを彷彿させる小物が好き

続いては小道具編。この作品は宇多田ヒカルのFirst Loveが発売されてから初恋という曲がリリースされるまでの恋を描いているのだが、時代の移り変わりとともに変化する恋愛のあり方についても考えさせられた。その大きな要因としてスマホの出現が挙げられるだろう。也英と晴道が学生時代のときは電話が繋がらないことなんてしょっちゅうあったのに、現代のシーンではスマホでリアルタイムに連絡を取ることができる。もっと言えば、綴くんが詩ちゃんのことを好きになったきっかけもインスタグラムだった。そんな時代の移り変わりを、携帯だけでなくその他のセットからも味わうことができる。さらに登場人物たちの音楽の聴き方にも注目してみてほしい。ここにも時代が表れる。

❸ キャスティングが最高すぎて好き

今回主人公の也英を演じたのは女優の満島ひかりさん。笑うと無邪気なのに大人の雰囲気が漂う満島さんが主人公を演じたのがもう最高。もちろん佐藤健さんが演じる晴道もかっこいい。この2人の組み合わせは新鮮だけど、作品にぴったりハマる。さらに也英と晴道の高校時代を演じる八木莉可子ちゃんと木戸大聖くんの演技もすごく良かった。希望に満ち溢れた眼差しも、初々しい高校時代の初恋シーンも、とにかく良いという言葉に尽きる。(それより私は木戸くんが25歳だという事実をつい先ほど知って驚きが隠せない) その他俳優陣の顔ぶれも贅沢で、レベルの高いお芝居と脚本演出によってさらに世界観に引き込まれた。

❹ 美しい北海道の景色が好き

この作品の主な舞台は北海道で、四季折々の美しい景色も楽しめる。特に也英ちゃんの実家がある北海道北部は自然がとても豊かで、何だか私もそこに住みたくなってしまった。ちなみに札幌市の街並みもたくさん登場する。来年こそは北海道行きたいな。その他にも私の地元愛知県の自衛隊小牧基地なども登場して胸熱だった。

まとめ

ドラマへの愛が溢れて思わず書きすぎてしまった。今回はネタバレを防ぐために物語についての言及は避けたが、ストーリーは心臓が壊れてしまいそうなほど壮大な仕上がりで、自分でも信じられないくらい大粒の涙を流しながら視聴していた。私はなんと2日間で見終わったが、寝不足と泣きすぎにより翌朝かなり目が腫れた状態で学校に行ったことも覚えている。Netflixに加入している方はぜひ一度チェックしてみてほしい。

そんな今日紹介するのはもちろんこの曲。物語中のサウンドも息を呑むほど美しいが、特にこの曲が流れるときは感極まってしまう。イントロを聞いただけであの人のことをふと思い出すような音楽。それってすごく素敵で美しい。

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