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帰省スルーして、考えたこと。

私は、19歳の時に認定NPO法人DxP(ディーピー) という大阪にある教育系NPO法人に出逢った。そして、この場所で、3年間活動をしていく中で、様々な価値観やバックグラウンドを持った人達に出逢うことができた。

ひとりひとりとのつながりや関わりの中で、自分の中にあった「〜しなければならない」という重たい鎧のような固定概念が、少しずつほどかれていき、生きづらさを持ったままでも「明日もなんとかなるかな〜」と思えることが、増えていった。

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年が明けたこの3日間、今年の目標や抱負がSNSのタイムラインを流れてくるのを目にしながら、私はどうしてもそんな晴れやかな気持ちにはなれなかった。そして、その理由もよくわからず、なんかとりあえず「おめでたい空気」出しておかないと・・・と思っていた。

けれど、ある人の帰省ツイートを読んでその理由に気づけた気がした。

「まだこの社会の中にはDxPに出逢えていない10代の人」「DxPがリーチ出来ていない若者」が、実は、沢山いるのではないかなぁということ。その人達は、もしかしたら今この瞬間も、孤立してしまっているのかもしれない、と、少し前に自分の地元に帰った時に、ふと改めて感じたことを思い出した。

私が今、住んでいる大阪の十三(じゅうそう)という場所は3分歩けば最寄り駅に着くことができて、人が途断えることなく道を歩いている。けれど、実家のある現在の地元の岐阜県の揖斐川町(いびがわちょう)という場所はJR線を乗り継いで、ローカル線の終点まで行きさらにそこからバスに乗ってさらにそこから歩かないと家にたどり着けない。自然は沢山あって空気が澄んでいて、とても良い環境だけれど、人や機会は少ない。

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もしも、その場所で、家にも学校にも地域にも、頼れる人や場所がなくて、孤立していたら…と考えた時、私はいやどうなってるんだろうな…と思った。自分には、学校の先生や何らかのたまたまの人とのつながりがあったから、今こうしてここで生かされているんだなぁと改めて感じた。

でも、実際その状況にある若者は現実的に考えてとても多いのではないのかなと思う。今、この瞬間も。DxPとつながることで、また別のその人にとって必要な「機会」や「人」とつながる機会を得ることが出来るかもしれないと私は思う。

2020年も、私はDxP以外でも2019年積み重ねて来たことの上で自分の手足を動かして出来ることをやっていきたい。

けれども、それは私ひとりでは出来ない。だから、そんなつながりと機会と未来をあなたとDxPを通して一緒につくることが出来たらとても嬉しいなと思う。


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