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micro:bitでサイコロをつくろう!

micro:bitは、プログラミング教育業界ではメジャーといってもいいほど、ツールとして便利で、浸透しているマイコンボードです。

マイコンボードとシングルボードコンピュータ

マイコンボードの代表である「arduino」や「micro:bit」とシングルボードコンピュータの代表である「Raspberry Pi」。(左がRaspberry Pi, 右がmicro:bit)

こういったmakerをつくる学びの場について話される時よく出てくるツールです。

二つの共通点は簡単に言うと、「端子(GPIO)」がついていて、センサーを取り付けてデータを得たり、モーターを取り付けたりして動かすことができることです。

そして、二つの最も大きな違いは、簡単に言うとRaspberry Piは単体で「通常のコンピュータ」と同様に機能するのに対して、micro:bitは「入力と出力を操作する」ことにとどまります。

サイコロを作ろう!

では、今回は「micro:bit」を使ってすごく簡単な「サイコロ」を作ります。

micro:bitサイコロは下のような設定で作ります。

1.1〜6までの数字がランダムに出る
2.サイコロなので振ると変わる
3.アニメーションも入れたい

以上の3ステップでプログラムを作ります。まずは下のmakecodeにアクセスします!

新しいプロジェクトができたら、まずは名前を変えましょう!

ブロックでプログラムを描く

makecodeは、世界的に人気な言語、JavaScriptでも書くことができます。今回は、簡単に書くため、ブロックで描いていきます。

サイコロの目をつくる

サイコロの目を「基本」の中から「LED画面に表示」を左にドラッグアンドドロップして6つ出します。それぞれサイコロの目にふさわしい画像にしましょう。

振ったときに表示させる

「ゆさぶられたとき」を一つ使います。揺さぶられるたびにサイコロの目が変わるようにしたいです。

ランダムに表示する

まず、サイコロの出目を一時的に入れておく変数を作ります。

つぎに、乱数をえらんで、「1から6までの乱数」に変更し、

「変数サイコロを0にする」の「0」に乱数のブロックを入れて「ゆさぶられたとき」の間に挟む。

これで「サイコロ」の変数に「1,2,3,4,5,6」の六種類のどれかが入ります。

条件分岐でサイコロの目を表示させる。

「論理」の中にある「条件分岐」のコードと、「くらべる」コードを選びます。

条件分岐は、乱数で得た出目ごとに表示させる画面をせっていするため、「くらべる」は、乱数の出目で表示したい画面を設定するために使います。

こんな感じで描いてみればひとまず完成です!!!

アニメーションも入れたい!

ここまでだと、こんな感じで動きます。

これだとなんとなく味気ないので、どの目を出すかを決める前に「LEDに表示」をいくつか入れると、アニメーションのようになります!

実際にmicro:bitに入れるとこんな感じ!micro:bitでサイコロが完成しました!!

すごく簡単に遊べるmicro:bit。みなさんもぜひお手にとってみてください!

ただ続けることを目的に、毎日更新しております。日々の実践、研究をわかりやすくお伝えできるよう努力します。