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コーチングの中で薄れゆくコーチの存在とクライアントが持つ確信


今回はアメリカンなバーでコーチング。

最初に昨日のコーチングでクライアントに頂いた感想を。

「対話をしていく中でコーチ(私)の存在感が薄れていった。」

「コーチングが終わった時には、"自分の力で"己のエネルギーや価値観を感じる事ができた実感があった。」


この感想に至った経緯を以下に。

昨日のコーチングではクライアントの気になっている話題(対象)に対して『今の見方(視点)』を改めて感じてもらい、その後に一緒に旅をするように『今とは違う視点で見た対象』を感じてもらうという事をしました。

クライアントは現在大きな悩みは無いということで、コーチングの前には「何か具体的な目標がないとだめ?」「良い話題があった方がいい?」と聞いてきました。


「なんでもいいよっ、今この瞬間に感じた事や思いついた事から何か見つかればラッキー!くらいでさ」

と答えました。まあとりあえずやってみようということで進め始めたコーチングでしたが、とっても面白い事が。

対象について、現在はとてもポジティブな視点を持っていたのに、辿り着いたのはネガティブな視点の場所でした。


だけど、クライアント本人の感情は決してネガティブなものではなく、自分の価値観である『成長し続けたい』に沿った視点だったのです。


結果として、最初のポジティブな状況からさらに厚みの増した熱量をクライアントから感じられたコーチングでした。

そしてその後にポツリと

「対話をしていく中でコーチ(私)の存在感が薄れていった。」

「コーチングが終わった時には、"自分の力で"己のエネルギーや価値観を感じる事ができた実感があった。」


もはや『コーチの存在はなく自分が考えたら辿り着いただけだった』

と言ってくれました。

コーチングとは『コーチから何かアドバイスを貰うもの』『導いてもらうもの』という認識があった本人にとって、

「これがコーチングなんだぁ」

と体感して頂けたように感じました。



少し話を戻して「コーチの存在が無かった」「自分の力で辿り着いた」とのフィードバックは本当に嬉しかったです。

僕は最終的に「ともさんのおかげで」とか「ともさんがいてくれたから」とは言われたくないんです。

それは「自分は〇〇がいなければ解決できなかった」「自分には一人で進む能力がない」という自己否定が隠れていて、それはいつか『他者への依存』に繋がると思っているからです。


理想は、クライアントがエネルギーに満ち溢れ「もう自分で自分を知り進んでいく事ができるので、もうコーチングはいりませんっ!」とセッションの途中で立ち去ってしまうくらいがいいなぁと思ってます。

そして最終的はコーチングは世の中に必要ないものになればいいなと思うんです。


今回のコーチングは『コーチ・コーチングとは』『今目の前にいる人のパワーは計り知れない』という事をクライアントに教えて頂きました。

本当にありがとうございました。

そしてこれからも共に成長しましょう♪



ともですっ、最後までご覧頂き本当にありがとうございます^^