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窓→建築→中村先生


昨日の窓展から建築に意識が向くと、自ずと浮かぶのが敬愛する中村好文先生です。

という事で、買ってあったのに読めていなかった中村先生の本をまったり読んでおりました。

(本当に毎回手に取りたくなるタイトル…)

最近読書はKindleで購入し読んでおりますが、建築系の本だけは書籍で購入をしております。

どうしても絵のタッチや写真が多かったり、図面のスケール感を掴みやすい為です。


さて、今回の本ですが「芸術家(アーティスト)のすまいぶり」と題して、中村先生が自ら各地のアーティストのすまいや工房を訪ね、インタビューをした内容となっています。

帯の『住まい手が、「家」を「住まい」に育てあげる』なんて言葉もたまらんですよね。
触り心地や空気感など感覚的な事をとっても素朴でシンプルにかつ丁寧に優しく伝えてくる先生の一言一言が大好きなのです。


この本を読んで改めて感じたことは、中村先生の人や物を深く見つめ、それを素直に表現することによって、それらの魅力を嫌味なく引き出す凄さでした。

あれ?この一言は失礼では?みたいなことも、とっても愛とユーモアを持ってして発する事で、対象者の人柄やクセなどがすごくスムーズに読み手に伝わってきます。
そしてその信頼関係も併せて伝わってくることによって、先生が発する褒め言葉や反映の言葉がとても嫌味なく心地よくこちらの心に染み込むことで、相手の魅力が存分に入り込んでくるんです。

実際にお会いさせて頂いた際も、ふんわりと物腰の柔らかい雰囲気と、シャキシャキと思った事を口に出される潔さが、気持ちのいいテンポを生み、けれども一つ一つ目の前の事や言葉を大切にされている、そんな独特な雰囲気をお持ちの方でした。
いつからかそんな先生の様な人間になりたいなぁと憧れを抱いております。

僕はコーチとして歩み始めましたが、中村先生の様なコーチになれたらなぁと改めて憧れを抱いたと共に、先生は目の前の人を知らず知らずのうちにコーチングされているんではないかなぁなんて想像をしておりました。

そしてそんな人の前では、誰もが生き生きと自分らしく過ごせている様な気が致します。だからこそインタビュアーとしても一流なのかなと思ったりして、この本を読んでおりました。


なんだかひたすら先生を賛美するnoteになりましたが、大好きな方なのでお許しください。笑

僕も目の前の一人一人、一つ一つの事を大切にしようと、改めて思わせてくれる作品でした。
そして小屋作りの夢がウズウズと動き出します。

(昨日の窓展の藤本壮介さんの作品の内部。スカスカだけど少しこもった感じが心地いい。)


ともですっ、最後までご覧頂き本当にありがとうございます^^