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さようなら。~小さな大きなお別れ~

こんばんは、ともです。
わたしのnoteに目をとめて頂き有り難うございます。
しばしのお付き合いを。

今日は、タイトルの通り、最近あったとある『お別れ』についてです。

自身の中で、ここ数年で最もショックだったので例のごとく備忘録として。




考え方の違いじゃ無い、価値観の違い


今回の『お別れ』は、親友とのお別れ。

それは物理的なお別れではなく、精神的なお別れ。


事の発端は、その親友から大切な相談を貰ったことから始まる。
ある取引を進めるべきか、やめるべきかというものである。


わたしの性格上、大切な人から頼られると最もエネルギーが出る。
仕事中の夕方に電話で相談を受けて、その日の深夜まで、
相談に回答をするための調査と資料作成を行った。

少ない情報の中で、調べれば調べるほど問題を感じる。
わたしの答えは「ノー」である。
この件は絶対に進めるべきでは無い。
大きな損害を親友が被る可能性を非常に感じた。



後日、親友夫婦宅にお邪魔をして、
電話やメールだけでは伝わりきっていなかった、
事の重大さを熱弁し、「なんとしても手を引くべきだ」と
伝えた。

そう、その日からわたしは違和感を感じていた。



なんだか親友の反応が希薄なのだ。


「響いていない」というか「引かれている」というか・・・
なぜだか見えない距離を感じる。


勿論、わたしの意見はあくまで一意見であり、
最終判断は当事者である親友夫婦が行う事だ。
そして、各自の意見があることは当たり前であるし、
その親友とは中学生時代からお互いの意見を忌憚なくぶつけ合ってきた。
だからこそ親友と呼べる存在であった。


だが、その日から、連絡が止んだ。
進捗の報告や、その後の進展についての連絡も無い。


わたしの個人的な価値観の根底に、
『親しき仲にも礼儀あり』の考えがある。

意見の違いは無論当たり前である。
むしろぶつかり合いたい。
ぶつかり合える人だと信じてきた。

そして、先の『親しき仲にも礼儀あり』という価値観も
近いものを感じていた。


だからこそ、ショックだった。

一生懸命、「やめるべきだ」と私が伝えいていたときの、
親友夫婦のどこか遠い目、
その後のたわいない有り難うや報告が無かったこと、
すごくさみしかった。


私のプレゼン力の無さ、
伝え方の問題があったのかもしれない。
(暴言や蔑んだ発言はしていないが)

そしてそもそも勝手に自分の価値観を押しつけていると言えばそれまでだ。
ぐうの音も出ない。

しか
し、『親友』であったし、
いままで幾度となく語り合ってきたからこそ、
さみしかった。


そうだ、
ショックというよりは
さみしかった。



お別れの時


さみしさ。

それは、別れに感じた。
愛する人との別れ。
胸がぎゅっとするあれだ。


男同士、恋人で無くても、
精神的に心が離れてしまったときは、
こんなにも悲しいものなのだと、
人生30年にして初めて知ったのである。


別れ別れと一方的に言ってしまったが、
そもそもはわたしが勝手に離れているだけとも言える。

価値観が合わない人、
『親しき仲にも礼儀あり』を軽率に扱う人、
それに触れたとき、
瞬間的にわたしの心は拒絶反応を示してしまう。


なんといえばよいだろう、
波動が悪いというか、
空気が悪いというか、

なんだか、
一緒には居られないと思ってしまう。


非常に一方的かつ自己中心的な判断ではあるが、
(もっと気楽に上手くやればいいという意見も分かる。)
この感覚は最も大切にしているし、
これをやめたら、何かが崩れる気がしている。

だからこそ、親友にもその態度は変えられなかった。
そして、それがわたしの中での『別れ』となった。


なかなか、いい年齢になってきた。
諸先輩方からすればひよっこかもしれないが、
さすがに子供のように事を荒立てる気も無い。

そっと、
静かに、
いつもの間にか、
離れて行こうと思う。

さみしいけれど、
何かを手放さないと、
新たな何かを掴めない。

なんとなくだけど、
そうゆうフェーズに立っている気がする。



人間関係って


読者の方からすればどうでもよい私の私情を
だらだらと記しました。(すいません)


もし同じように、大切な方との距離感に悩まれて居る方がいらっしゃれば、
それは非常に当たり前で、人間くさくて私は愛おしく思う。


そして、偉そうに言ってしまえば、
そういった感情を抱いた時点で、
もうお別れするタイミングに来たのかもしれない。


どちらが悪いわけでも無い。
どちらが正しいわけでも無い。
魂が、
肉体が、
新しい道に進もうと、
教えてくれているんだ。

そう思えば、
少し楽にお別れができそうな気がする。


そして、
今までありがとう。
さみしいけれど、
今までありがとう。


いつかまた、
お互いが求めたときに
会えるかもしれない。
その日まで、
さようなら。






ともですっ、最後までご覧頂き本当にありがとうございます^^