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【先週の不満ビッグデータ】(~2024/6/24)レディース服・下着への不満からみえる未充足ニーズ
こんにちは。Insight Tech CEO 伊藤です。「声が届く世の中を創る」の実現に向けて不満買取センターを運営しています。
このnoteでの連載として「先週の不満ビッグデータ」をお届けしています。
この企画は毎週月曜~木曜日に放送されているJ-WAVE TOKYO MORINING RADIOの毎週水曜日のコーナー「データから導く<Better Life>」と連動しております。毎週ナビゲータの別所哲也さんに先週の生活者不満からみえる「Better Life」をお届け頂いています。是非ラジオもお聴きください。
先週の生活者不満(~2024/6/23)
Insight Techが運営する不満買取センターに寄せられる不満の声。注目するのは「前の週と比較して増加が目立ったキーワード」です。そのキーワードの出現件数を反映したワードクラウド(下図)をみると「先週はこんな不満が目立ったみたい」という理解ができます。
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先週は、東京都知事選が告示されたことに伴い、不適切と思われるポスターが掲示されたことに対して多くの不満が寄せられ、選挙広報の在り方が問われた一週間でした。
また、「雨」「大雨」など天候に関わる不満も増加しました。このうち、多くは蒸し暑さを訴える不満となっており、梅雨の時期を快適に過ごす「服装」に悩む生活者が多いことが想像されます。
そこで今回は、Insight Techが不満買取センターに寄せられたレディース服・下着不満を分析した「服・下着の未充足不満に関するトレンドレポート」から、女性の皆さんが「あったらいいな」と思う服・下着の付加価値をお伝えします。より詳細な内容をご希望の方は以下よりダウンロードください。
1.着丈・カップに関わる不満が増加
2022年と比較すると、2023年はどのような服・下着が増えたのでしょうか。まず上位を見ると、「毛玉」「生地」「サイズ」が3大不満要素となっています。
『自分に合ったサイズで着心地の良さを追求するとともに、「毛玉」が出来にくい素材で末永く着用したい』という女性の期待が読み取れます。
また2022年と比較すると、「着丈」「カップ」のランクが大幅に上昇しており、サイズの中でも特に「着丈」や「カップ」がフィットすることへの期待が高まっているようです。ブラなど下着機能を兼ねたインナーが人気を高め定着する中で、これまでとは異なる期待が生まれている可能性がありそうです。
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また、服・下着不満のなかでも「〇〇だったらいいのに」という「未充足」な気持ちが表明された不満に限定しても「毛玉」がトップとなったほか「サイズ」・「生地」が上位となっており、「着心地」に関する服・下着の「あったらいいな」はまだまだたくさん存在していると言えます。
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服・下着の機能性が注目され様々な機能を持った商品が販売されていますが、まだまだ「自分に合った快適な着心地」に対しては多くの期待が寄せられているようです。
2.服・下着の「あったらいいな」
では、「自分に合った快適な着心地」を高めるために、どのような付加価値が求められているのでしょうか。Insight Techが提供する分析ツール「不満ファインダー」でAIがまとめた意見群から紐解いていきましょう。
しっくりくる着丈を選べたらいいのに
一つ目は「しっくりくる着丈を選べたらいいのに」という意見です。「着丈」は先ほど見たランキングでもランクが上昇している不満です。
実際に不満のまとまりをみてみると「同一デザインで自分の体形や用途にあった着丈が選べればいいのに」という欲求があることが分かりました。
デザインは気に入っていて、着丈を短く期待シーンもあるが、お腹を冷やしたくないシーンやお腹やお尻を隠したいシーンでは着丈が長めの商品を選びたい、との不満です。
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見た目がかわいいので買おうと思ったらかなり着丈が短いのが不満。 もう少し長めの丈にして欲しい。
流行の服は丈が短くお腹が冷えてしまう。デザインは変わらずお腹の冷えない服がもっとあったらいい。
ナイトブラでお腹まで隠れるものが欲しい。お腹が冷えるのでキャミソールタイプを発売して欲しい。
特に夏場は薄着になることが多いことから、「着丈が自分の体形や用途に合うように選べる」ことが商品選びの際の後押しになり得るかもしれません。
背中の汗ジミが気になる
加えて、女性の服・下着不満として「背中の汗ジミが気になる」という意見のまとまりもAIによって確認されました。
背中にかく汗のシミが気になり、着たい服が着られないことへの不満や、そもそも背中が見えないので背中の汗ジミが出ているのかが気になってしまう、といった意見のまとまりです。
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脇汗や背中の汗が目立ちにくいトップスが増えてほしい。 デザインや色が好きで買ったけど、汗が目立つから着られない服がけっこう多い。 どのくらい汗が目立つのか、暑い時期に実際に着用してみないとわからない。
ユニクロのエアリズムに吸水性がほしい。 脇、背中、腰に汗染みでる。 あと着ていて暑い。 GUの3枚入キャミソール黒の方が汗染みでなかった。吸水性ならコットン素材かな。 エアリズムリピート買いはしないな。
脇汗については脇汗パッドが付いた洋服が多く販売されており、また脇汗パット単体でも販売されていますが、確かに背中の汗については「そもそも汗ジミができているか気になる」という「見えない不安」もあり、対策に対する期待が夏場に高まっていると言えます。
通気性を担保しながら汗ジミになりにくい素材を実現できれば、この「不安」を価値に変えることができそうです。
今回は2つの”あったらいいな”に注目しましたが、「かわいいデザインで、着丈が自分の体形や用途に合わせて選べて、背中の汗ジミが目立たない夏服や夏用インナー」といった商品が実現できれば、女性の夏の日々を快適にしてくれそうです。
不満の中に隠れた「あったらいいな」という未充足不満に商品アイデアが隠れていると言えます。
ここで紹介した不満以外にもより詳細な内容をご覧になりたい方はInsight Techのホームページにある「NEWS」欄からレポートへアクセスしてください。無料ダウンロードが可能です。
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Insight Tech 伊藤
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