村田 智博

株式会社TAPE代表。編集者・ライター。 Twitter https://twitt…

村田 智博

株式会社TAPE代表。編集者・ライター。 Twitter https://twitter.com/t_murata Instagram https://www.instagram.com/t_murata/

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編集行為の転換点<そんな気がする1>

TAPEの村田と申します。WEB、紙媒体問わず、メディアの編集が主な仕事です。 多くの編集者がMicrosoft WordやGoogleドキュメント等のデジタル文書で原稿に朱入れをするようになって、「編集」という行為が変わってきたように思います。 以前は、Word等で書かれた原稿であっても、それをわざわざプリントアウトして、ペンで文字通り朱字を入れていました。文字の校正、修正の依頼、疑問点、構成の変更等々。その朱字が入った文書を受け取ったライターは、その朱字を反映しつつ、

    • 凹凸

      もともと自宅(兼事務所)で仕事をしていたところに、周りもリモートワークする人が増えてきて、ほぼフルリモートで働くようになったこの2年あまり。 洗濯機をしている間に打ち合わせをして、打ち合わせが終わる頃に洗い終わった洗濯物を干す。 パソコンの再起動にかかる時間を利用して、食器を洗う。 みたいに、仕事と家事、家事と仕事を行ったり来たりさせながら一日を過ごしていく日々がずーっと続いている。時間を無駄にすることなく、無駄に使える時間を増やしている気もするが、彩りに欠けるよなとも

      • 【高校野球と数字】甲子園出場校の野球部員率 全校生徒の3分の1が野球部員という学校も

        甲子園出場校の生徒数と野球部員の数を比べてみました。 部員数(マネージャー含む)を男子生徒数と全校生徒数で割り、ポイントの大きい順に並べています。部員数には女子マネージャー・女子部員も含まれていますので、男子生徒比率は厳密なものではありません。あくまで夏休みの自由研究ですので、その辺はご容赦ください。 学校が野球部“だけ”の強化に力を入れているなーとか、それなりにいろんな分析ができそうです。 最近、学校の公私で論じるのもいいですが、部員数の多寡で各校の事情をのぞいてみる

        • 過去の熱中症?メモ

          【10年前の話】 10年位前に熱中症っぽい症状になった(医者には行っていない)ことがあるので共有しときます。 【原因】 夏の昼間、炎天下で寺社見物を数時間。体調に変化なく、帰宅。 【症状】 帰宅後、大量の汗をかき、気分も悪くなる。頭痛、何度か嘔吐。横になるもめまいと体のしびれ。目の前が暗くなる。水分をとり、休んだら数時間で回復。 【感想】 脳みそが破壊される感じ。しびれているときは携帯なんて握れないし、動けないし、今思えば重症だったのかも。炎天下にいて、時差があって症状

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          ひょっこりはんを娘に教えてもらった※子育ての話

          子育てをしていると、特に子どもが小さいころは、親として気づかされることが多い。 大げさに言うと、自分の人間観みたいなものが、ふだん子どもにかける一言一言に反映されるし、発した言葉を自分で聞いて、自分はそんなことを考えていたんだと気づかされるのだ。 人間としての成長だってそう。子どもの成長とは、「昨日までできなかったことが今日突然できるようになる」の繰り返しである。ボールが投げられるようになるとか、文字を読めるようになるとか、成長の過程でさまざまな技術を獲得していく様子を見

          ひょっこりはんを娘に教えてもらった※子育ての話

          Eテレ「Q」で流れる『Qワードおぼえうた』がすばらしいので歌詞を貼っておく

          このお正月に見たテレビで良かった番組のひとつがNHKの「Q 〜こどものための哲学」でした。 「なんでウンコでみんな笑うの?」とか「なんでお母さんはいつも怒るの?」といったテーマについて、少年Qくん(声は本田翼!)とチッチ(声はガッツ石松!)が対話し、考え、答えを探していく話。意外性のある声優陣に、脚本があの古沢良太さんということもあり、注目して見ておりました(年末年始は昨年放送されたものの再放送だった模様)。 もちろん、毎回毎回のテーマの設定やキャラクター同士のやりとりな

          Eテレ「Q」で流れる『Qワードおぼえうた』がすばらしいので歌詞を貼っておく

          なんとか2年目に突入しました。

          なんとかかんとか、うちの会社も2年目に突入。 お取り引きいただいているみなさまや協力いただいているみなさまのおかげです。ありがとうございます! 私ともう一人で日々まわしているものの、さすがに人手が足りなくなってきたので、なんとかしたい今日このごろ。何らかのかたちでご一緒できる方(特に編集者、ライター)、扉を広く広く開けてお待ちしています。 ここからの2年位で、会社が独り歩きしてくれればいいなと。引き続き、機嫌よくやっていきたいと思いますので、おつきあいのほどよろしくお願い

          なんとか2年目に突入しました。

          熊本、遠いよなぁと、つい思ってしまったら

          東日本大震災の時と違って、大災害の実感がわかない人も多いと思う(自分もそう)。 でも、周囲には熊本出身だったり、大分に縁があったり、九州に強く想いを寄せていたりする人たちがたくさんいる。地元のためにいつでもボランティアに行く準備ができている人、ただただ心配で心配でたまらない人、テレビから目が離せずいつの間にか疲れてしまっている人…。 大災害の実感のわかなければ、まずはそんな彼らの行動や感情を尊重することだと思う。ボランティアに行きたい人を送り出し、休みたい人は休ま

          熊本、遠いよなぁと、つい思ってしまったら

          Webメディアにおける記事の品質と価値のはなし

          今、編集を担当しているダ・ヴィンチニュースでは、いろいろなライターさんに集まってもらい、そのなかで企画を決めています。 やりとりは会議とメール。メールは宛先に全員のアドレスを入れて、全員がその内容を見られるようにしています。 ある日、一人のライターさんから「記事の良い書き方が分からない」という相談メールが全員宛に送られてきました。ちょうど、妻の出産に立ち会っていた(なんというタイミング…)僕はそのやりとりに参加できなかったのですが、心優しき先輩ライターからアドバイスが飛ん

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          千歳といったら烏山

          千歳といったら烏山だと思う。 今日は千歳烏山に集合だ。さっきまでそう思っていた。 でもなんだか胸騒ぎがしたんだ。メールを読み返すと「千歳船橋」とある。 千葉か。 もう間に合わない。行けない言い訳を考えよう。そう思いつつ、あらためて経路を検索。 千葉じゃなかった。 しかも烏山よりも近いじゃないか、渋谷から。 予定よりも、大幅に早く着きそうである、夏だのに。

          千歳といったら烏山

          「R25」が大幅リニューアルしたので、雑感をまとめました

          フリーマガジン「R25」が創刊10年を期に大幅にリニューアルしました。 数年前まで在籍していた会社のことですし、自分の仕事人生に大きな影響を与えてくれたメディアのことですから、まあ気になります。リニューアルに至る内部事情は全く知らないので、いろいろと想像を巡らせながら、気づいたことや思ったことを書いてみます。 (1) 表紙からR25くんが消えたこれまでの、イラストとインデックス中心から、写真全面の表紙へ(もしかしたら表紙は写真固定ではなく、様々なビジュアルパターンがあるか

          「R25」が大幅リニューアルしたので、雑感をまとめました