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内なる声は導いた
あの、すみません。
忘れてたわけやないんです。
Chatter(チャッター):
「頭の中のひとりごと」をコントロールし、
最良の行動を導くための26の方法
ここに『中尾、あの本、読んでどうやってん?』
なんて思ってる奇特な方、いらっしゃいますでしょうか。
おとなの読書感想文。
どこにどう着地すれば良いか、わからなくて。
だって『Chatter 要約』でGoogle検索したら、アホほど出てくる。
それゆえ、ものすごい今更感に苛まれていたのであります。
インターネットはすごい…
あらゆる本の要約全部出てるもん。
せやけど、小学校の先生が言うてた!
『読書感想文は、あらすじを書いたらアカン!』って。
ちょっと脱線します。
夏休みの読書感想文について今になって思うのは
評価する人って、課題図書を読んでる前提なんですかね?
例えば、担任の先生も課題図書を読んだ上で評価してるんかな。
感想文コンクールの審査員も…。
でも、感想文が表彰されて、全校生徒の前で発表するとしたら?
他の学年の生徒は課題図書の内容なんて知る由もないわけで、
そんな聞き手に対して、『あらすじ』もなしに、
『僕はこの本を読んで○○だと思いました!』
って言った所で、『???』だと思うんですよね。
何の感情移入もないと思う。
読書感想文って、誰に向けて書いてるかわからんから、
めちゃくちゃ書きにくかった記憶しかない。
そう考えたら『先生あのね』は書きやすかったなぁ。
あ、脱線終わり。
で、その脱線も踏まえてですよ。
(踏まえたら脱線ちゃうがなっていう。)
読書感想文って、どう書きます?
できるだけ小学校の先生の言いつけを守ろうかな。
僕はこの本を読んでこう思いました!
ここに書かれてる「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法って
全部、今の三男の生き方そのものじゃね?って。
『お前の三男なんて知らんがな』
そう、あまりにも言葉が足らない。
いや、実は三男に限った話じゃないのよ。
次男もそういう生き方をしていたし、長男もしていた。
だけど、みんな成長とともにしなくなった。
三男だけが自分の事をいまだに自分の名前で呼んでいる。
成長とともに、子ども達は責任感とか主体性とか社会性を獲得していく。
それを周りは、喜び称える。
それは人間としてのステージを上げるけど、同時に彼らを苦しめたりもする。
だからか、出世したくない、昇進したくない。
そういう若者が多い。
実際に身近にもそういう子は多いし、自分もそうだった。
誰も責任を取りたくない、被害者になりたくないわけだから、
これは正しい反応だと思う。
ただ、『だから成長したくない』ってのはマズいよね。
人間って、色んな出会いや経験を経て勝手に成長するもんやと思う。
だけど、成長しないヤツは、何らかの阻害因子があるわけでさ。
この書で26の方法と銘打ってるということは、
26の阻害因子があって、その解決法を書いているってことだと解釈した。
で、僕はこの本を読んで思ったんだ。
もっと童心に還ろうって。
もっと自然に生きようって。
この本ではしきりに『問題との適切な距離感』を説いているんだけど、僕が思うに子どもは解決能力が低いから問題から距離を取ろうとするんよね。
大人は解決しようと近づけるだけ近づく。
けど、解決できない時、問題が襲いかかってくる。
それは近づいた分だけ巨大に感じてしまう。
そして、反芻するんだ。
「どうしようどうしようどうしよう…」
「なんでこんなことに、なんでこんなことに…」
よく言うじゃないか。
なんで逃げないの?
逃げないの、人間だけだよ?って。
成長するということと、精神性が高まるということはきっと本質的に違う。
動物や植物が言葉(チャッター)に悩まされるか?
じゃあ、言葉を無くせば僕たちは救われるのか?
言葉は本当に要らないのか?
いや、その僕の問いは全くもって本質から外れている。
言葉が『要る要らん』の二元論がそもそもおかしい。
だって、水がそうやもん。
飲み過ぎたら、水中毒。
飲まなさ過ぎたら、脱水症状。
どっちも、死に至る。
要る時もあるし、要らん時もあるわけで。
そういう意味じゃ言葉と水って、よく似てると思う。
ただ、決定的に違う部分があるよな。
言葉には一日の摂取基準量みたいなもんがない。
無限に摂る事ができるし、摂らなくても死なない。
『愛』も『憎悪』も。
無限の『愛』、無限の『憎悪』
それは、対象にどれほどの影響を与えるだろう。
そのネガティブな影響こそが僕たちが直面する『問題』なんだろうね。
問題との適切な距離を保つために。
いいかい、友彦。
友が直面している問題はもうすぐ解決される。
友だけが一人で戦っているわけじゃない。
色んな人の助けを借りるんだ。
きっとみんなが友を助けてくれる。
もう一人で、悩む必要はないよ。
この問題を解決した時、友はもっと成長できる。
だから、ぜったいに大丈夫。
楽しんでいこう。
この本を読まなければ絶対に書けなかった文章だと思う。
あなたは今日も言葉を使うやろう。
人を幸せにするために。
自分を幸せにするために。
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