内なる声に導かれ
ここ10日で下書きを4つ書いて、全て没らせた。
『投稿』を押す寸前まではいく。
その都度『お前は少し黙れ』と聞こえる。
いや実際には聞こえていない。
『黙れ』と言われた気がするだけだ。
『あい、わかった』と下書きに保存する。
そのまま気が進まないから削除する。
これを4回繰り返した。
僕はこの『内なる声』を信じてきた。
ハイヤーセルフから聞こえているものだと信じてきた。
中にはハイヤーからのものもあったと思う。
しかし、ほとんどがそうではないと確信したのは最近のことだ。
30もの手紙を書いてきた。
違和感を感じながら書いているものがあった。
と言うかほとんどがそうだった。
それでも、この『内なる声』を表に出し続けた。
そうするしかないと信じていた。
『内なる声』
僕は幼少の頃から、この声に悩まされた。
心のなかで黙ることができない。
怖いほどに。
言葉が湧いてくるのである。
例えば心のなかで黙ろうとする。
すると…
『『『『僕は黙る』と言った』と言った』と言った』
こんな風に反芻してしまうのだ。
そして、新たな話題が見つかれば、そのことについて延々と言葉を発し続ける。
どちらかと言えばそれはネガティブ思考だった。
そのネガティブを打ち消すポジティブをまた反芻させる。
延々と、ネガとポジを繰り返す。
この心の中の独り言。
止まらない内なる声。
それが当たり前だと思っていた。
この声が止まりだしたのは、19歳の頃。
病気を苦に心を病んだ時だった。
少しだけ発言のペースが落ちた。
今でも完全に止めることはできない。
そして、最近になって気付いた。
これは何なのだ。
この止め処無い心の声は。
この独り言は。
なぜ止められなかった。
これは僕だけなのか?
同じ悩みを持つ人はいないのか?
そして、僕は遂に辿り着いた。
Googleには感謝せねばならない。
Chatter(チャッター)
まだ3章までしか読んでいない。
こういったものは普通は読了後に書くものだ。
けれど、もう今の時点で、この書が僕の人生の価値観を大きく変える事を確信している。
価値観どころではないかもしれない。
僕は『チャッター』という言葉を見つけた。
遂に、自分の克服すべき問題まで辿り着いた。
『内なる声』をコントロールする。
それは人生をコントロールする事に他ならない。
きっと。
きっとうまくいく。
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