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#7萩ちゃん駅伝部SPACEの東京マラソンの実況が面白すぎた理由

こんにちは。

久々にnoteを更新します。

本日、東京マラソン2021が開催されました。それに伴い、TwitterのSPACEの中で、萩ちゃん駅伝部メンバーが【東京マラソンの実況解説】をしていました。

先日、引退を表明した豊田自動織機の萩原歩美選手やサンベルクスで活躍している桃沢選手、現城西国際大学女子陸上部監督のマラソン博士こと、森岡監督など、元陸連職員のエンジョイ職員さんなど萩ちゃん駅伝部のメンバーらが開催したSPACEをメインで聴きながら、テレビは東京マラソンをかけている(音量少な目)、そんな状態で東京マラソンを観戦しました。

テレビを観ながら、萩ちゃん駅伝部のSPACEでの東京マラソンの解説がとても面白く、何が面白かったのか深掘りしたいと思います。

テレビが伝えられることとSPACEで伝えられることの違いとは?

スポーツ観戦は生中継が一番面白いと僕は思います。生中継の面白さは【筋書きがない】ところだと思います。

野球は筋書きのないドラマだ、という名言も存在するほど、野球だけでなくスポーツ観戦の楽しさは【何が起こるかわからない】という筋書きのなさにドキドキするなど感情がゆさぶられるのだと思います。

上記Twitterは、東京マラソンで途中まで改装していた三菱重工の井上選手が急遽腹痛?のために、レースを外れて、トイレにいってしまった時の出来事でした。
井上選手の山梨学院大学時代の同級生の桃沢選手が「何があったの?」という心配しながら、起きた出来事に対しての素直な疑問のリアクションをSPACEでおこなったことで、「井上選手に何があったんだ?」という謎(筋書きのない出来事)が起こりました。

こういう予想外の出来事にたいし、トップランナーや一流の監督の忖度ないリアクションをリアルタイムに直接知ることができることは、ファンとしては本当に面白く観戦できる時代なんだな、と思いました。

テレビのスポーツ実況も、もちろん、わかりやすくて嫌いではありません。しかし、テレビはスポンサーに忖度しなければいけないメディアであり、マスメディアだからこそ、多くの方(特にマラソンに興味ない方)にとってもわかりやすい表現が必要になってきます。

そのため、どうしても筋書きのないドラマよりも、感動ストーリーという筋書きがわかりやすいドラマにスポーツを実況しているように思えてならないときがあります。

しかし、マラソン観戦ファンの私が本当に知りたいことって、「プロはどういう視点で、どんなことに注目して観戦しているのだろう?」ということだったりします。テレビ解説の方もはなしていますけど、圧倒的にSPACEでラジオ感覚でマラソン博士や現役選手のトップランナーの話を聴いたほうがリアリティであったり、仮説を聞かせてもらったりできるので、知的好奇心を満たされました。

男子の日本人1位でゴールした富士通の鈴木健吾選手が35キロの通過記録をみて、「ゴール予想は、この様子だとだいたい2時間5分10~20秒くらいかな。優勝したキプチョゲ選手でもこれくらいかかっているから鈴木選手はもっとかかってしまうだろうね。」とマラソン博士や桃沢選手が言いあっていたことで、東京マラソンの残り数キロはランナーにとってきつくてタイムが出しづらい状況、ということも理解できました。

僕が知りたかった「本当はどうなのだろう?」という情報や【筋書きのないドラマの感想】をプロのランナーや監督が忖度なく発信している情報を気軽にキャッチできたからこそ、萩ちゃん駅伝部のSPACEは面白かったのだと思いました。

テレビから伝わることは、マラソンに興味がない人でも楽しめるわかりやすさ

SPACEやCLUBHOUSEやYoutubeなどのSNSを通じて伝わる情報は、マラソン観戦が好きな人が「本当はどうなの?」という好奇心を満たしたくなる環境から発信される情報を取得できる情報

こんなすみわけが当たり前のようにできるようになった世の中なのだな、と思いました。

そして、テレビだけだと伝わりづらいマラソンや駅伝というスポーツの面白さをSPACEで現役選手や監督が解説する時代がきました。

自分にとってどんな情報を知りたいのか?という情報の取捨選択ができる時代に僕は今生きているのだな、ということを実感した出来事でした。

萩原選手をはじめ、萩ちゃん駅伝部のメンバーの皆様、本日のSPACE開催いただき、ありがとうございました。




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