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雨の日を美しくしてくれた映画

『雨の日って正直良いことが何もない。
髪は広がるし、太陽光がないからスッキリ起きられないし、なんだか暗い気分になる。

1日、2日ならまだしも、1週間続くと限界…。』
昔の私は、雨の日が大嫌いだった。

でも、ある映画を見てから私の中にある「雨の日」は、儚く美しい日へと変わった。

今日は、雨の日を美しくしてくれた映画について話していこうと思う。

「言の葉の庭」

私が中学生の頃から敬愛している新海誠監督。新海誠監督の作品の中でも大好きなのが「言の葉の庭」だ。

この映画は、靴職人を目指す高校生の男の子・孝雄と、夢も希望も失った女性教師・雪野の不器用で切ない恋模様を描いている。

孝雄は、雨の日の午前は必ず学校を休むと決め、新宿御苑で靴のデザインを描く。雪野も、雨の日は必ず新宿御苑でビールを飲みチョコレートを食べる。そんな2人が出会い、同じ時間を過ごすようになるうちに、互いに惹かれていくといった内容だ。

この映画を観て驚いたのは、雨がとても美しく描かれていることだ。2人をつなぐ雨、新宿御苑に降り注ぐ雨、人生の憤りを重ねる雨。
雨の描写はもちろん、雨が恋のきっかけになるなんてとてもロマンチックだと感じた。

『雨はこんなにも美しい。』

この映画を観てから、私は雨の日が少し好きになった。もちろん髪は広がるし、朝はスッキリ起きられないけれど。

そして、一つ目標ができた。雨の日の新宿御苑に行くこと。映画を観てすぐに訪れたことはあるが、生憎の晴天だった。(晴天なのに生憎と言う日がくるなんて…)

関西に住んでいるので簡単に行ける距離ではないが、いつか雨の日の新宿御苑に行きたい。

そんな思いを馳せながら、今日も私は美しい雨を眺めている。

#雨の日をたのしく

飛んで喜びます…!そしてお寿司を食べます🍣