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「世界はフィクションでできてる」らしい①

『この世の全てはフィクション』であり


お金、会社、国家、法律、正義、神

これらは、みな『虚構』である。



これは全世界1200万部突破し、大ベストセラー、「サピエンス全史」の著者、ハラリさんが唱えたものです。

 


(10万部売れたらベストセラーと言われるなか、1200万部はハンパない)


もうすでに、読まれた方は多いと思いますが、


僕も、約5年ほど前に一度読んだ事があります。


その時は
「この世のすべてはフィクション」と言われても、

「いやいやハラリさん会社もあるし、法律も現実にあって、その話自体がフィクションじゃないすか?」


と、独り言を呟いていた僕ですが


本読んだ後は

「ハラリに乾杯」

と言ってしまってました。


でも、まだこの話の内容を知らない方にとっては


たった一言で、

『この世の全てがフィクション』だと言われても

『まずどっから?そしてどの辺が?』と

頭から、『?』が放物線を描いて飛んでいるのが

ここ、ドバイからでもはっきり見えるので



なるべく分かりやすいように、

ハラリさんの見解を、書き込んでいこうかと思います。




それでは参ります。
(そーいえば、オリンピックどうなった?もう終わった?)



ハラリさんの見解はこうです。


皆さんにとって、会社とは何ですか


「建物のこと?」

「社長や社員?」

「株式や登記簿?」


続いて、お金はどうですか?

「生活するには必要なもの」

「円高」

「福沢諭吉」

など、お金からも連想されることはありますが、



結論は、こうした会社やお金は全てフィクションで


みんながあると信じているから成り立つもの。


お金の例え話が分かりやすいので、

お金で例えると


貨幣は紙。コインはただの金属なのに、

なんでみんな、目の前のお金に価値があると信じているかというと

貨幣の価値を共通で認識しているからです。



たとえば日本円の価値を、共通で認識できないドバイで、何かものを買おうと思っても、ドバイの紙幣に一度、換金しなければ使えません。


他の国でも、日本円を直接使えるお店はほとんどなく、


日本の貨幣が、日本で機能しているのは、

みんながお金には価値があるという『フィクション』を信じているからです。



極端ですが、1億円を持って、原始人の時代にタムスリップしても

火起こしの着火剤に使われて、終わりです。


結局、どんに大金を持っていても、そこで使えなければ意味がないし

共通のフィクションを信じてもらえなければ

ただの紙切れになるのです。



国家や法律なども同じで、

国境を跨げば、ルールや規制は変わり、


宗教も、みんな見えない神様『フィクション』を信じていて

毎日、お祈りを捧げたり、食べ物や、着る服に制限をかけています。


そして、

そんな神を信じる人でも、自分が信じている神様は崇拝するけど

他宗教の神に対しては、

『あれは、本当の神様じゃないから』

と、軽んじて見てしまうケースがあります。



フィクションの例を挙げればキリがありませんが、

このように、

私たちの社会はあらゆるもの全てがフィクションで

人はそれを信じて、生きている。と

ミスター、ハラリは述べています。



(フィクションを詳しく知りたい方は、この本を紹介しているコンテンツがたくさんあるので、読んでみてください。ここだけの話、僕の話より普通に分かりややすい)




実は、このフィクションを信じる力は、

現代のヒトだけではなく、


原始人時代の時から備わっていると言われていて



地球上で唯一、人類だけが文明を築くことができ

厳しい環境の変化に対応して生き残れたのも



この「フィクションを信じる力」が最大の鍵になる。

とハラリさんは本に書き記しています。



ということで、ここからは過去に遡って、

「人類が繁栄できた謎」について、語ろうと思うのですが、

続けて書くと長くなるので、また明日続きを投稿しようかと思います。


個人的には、

ここのフィクションを信じる力を使って

「人類がなぜ繁栄できたのか」という話が好きなので


もし時間があるならまた見に来てください。









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