見出し画像

この度、ピティナ特級2022の公式レポーターとして、コンクール期間中ピティナ特級まわりのことについて、このnoteに記事をせっせと投稿することになりました。とはいえいきなりコンクール模様を投下し続けるnoteが誕生しても読者の皆様超困惑となる可能性があるので、あとピティナの方に指示されたので自己紹介記事を最初に投稿します。

長いので適当に興味のありそうな話に目次で飛んでみてください。

わたしの話

わたしはだれ?

東京女子大学大学院の小田浩一先生(今回のことを100%応援します!と言ってくださいました。大感謝です。)の研究室で、前期博士課程2年の院生として修論提出を目指して研究しています。だんだん混沌としてきて、一応テーマはフォントの印象に関するもののはずなのですがだんだんよくわからなくなってきました。

大体チーバくんのお口周りのどこかに住んでいます。ぴーなっつ最中はとても美味しいのでみんなお取り寄せして食べてみてください。

趣味は音楽関係以外では、フィギュアスケート鑑賞と、目の前の文字を眺めることです。日々アナスタシア・グバノワ選手を応援し、たづがね角ゴシックを賛美しています。

わたしと音楽

音楽に関係ないわたしの話は一旦おしまいにして、ではなぜピティナの公式レポーターになったのか?はもう少し後にお話しすることにして、ここではそもそもわたしと音楽の関係について、なるべく簡潔におはなしします。

わたしにとっての音楽といえば大体クラシック音楽で、幼少期に遡ると父の持っているCDの作曲家は大体バッハとか、モーツァルトとかベートーヴェンとか(その他たくさん)で、母がピアノで弾く子守唄は大体エリーゼのためにか軍隊ポロネーズ(???)でした。

そんな環境で育ったわたしは、申し訳程度にピアノとヴァイオリンを弾きつつ(ペダルの踏み方もよくわからない程度)、せっせとCDやDVDで演奏を見たり聞いたり、また小学生くらいからコンサートを聴きに行くのが大好きな人になりました。

ちなみに好きな作曲家はJohann Sebastian Bach(要は一番有名なバッハ)で、好きなヴァイオリニストはイヴリー・ギトリスです。後者は小学生になってコンサートに行けるようになってからは来日するたびに毎年聴きに行く習慣になっていました……。

ピアノはもはやドレミの位置が分かる以上のことは無い(そもそも家にピアノが無い)ですが、ヴァイオリンについてはバッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータとソナタを全曲死ぬまでに弾くという壮大な(?)夢があります。

わたしとコンクール鑑賞

わたしはコンクールに出たことがありません(そんなレベルには達していなかった)。なのでこのタイトルは本当に聴くだけです。コンクール経験者によるレポートが読めるのか?と期待してくださっていた方がもしいたらすみません。

ということで鑑賞歴ですが、なんと初めてがピティナ特級2020でものすごく最近です。というか生で聴くことになるのはおそらく今回の特級が初めてになると思います。

その当時はコロナ禍突入の最初の夏でとにかく暇でした。いや暇ではなかったはずですがとにかく何か新たな娯楽を探す日々で、その中でサークルの先輩がピティナ特級の配信があるよとTwitterで呟いているのを見て興味を持ち、本当にどこにも出かけられない状態だったので2次予選から配信を聴くことにしました。

コンクールといえば、「みんな難しい曲を弾いて演奏のテクニックを見せつけ合うもの」という固定観念があったのですが、曲選びからその人の個性が出てきて、曲が同じものだったとしても人によって全くアプローチが違ったりしてとても面白く、すぐにハマりました。

特にノクターンOp.37-2を聴いて山縣美季さんが好きになって、ファイナルまで行って全部弾いてくれてとても嬉しかったです。後でバラード全曲のリサイタルも行きました。録音では何度か聴いていたバラード4番、生で聴くとこんなにトロトロの溶けたチョコレートみたいなんだと思いました。溶けてるけど流れている方向が全部コントロールされていて、なのに自然に見える溶けたチョコレートみたいな。衣装も素敵で、Twitterで写真が流れてくるたびにいろんな感想を垂れ流しつつとても嬉しい気持ちになります。

で、コンクールの話に戻すと、それ以降国内外のコンクールの情報を集め始め(これすごく助かっています)配信があると聴けば探し、時差はどうにかやりくりしたりアーカイブを聴いたりする生活が始まりました。

ショパンコンクールももちろん聴いていて、Morning sessionはリアルタイムで聴いて、Evening sessionは朝起きてからアーカイブを聴くという生活を予備予選からファイナルまで延々続けて、あんまりショパンの曲知らなかったのに、今ではノクターンを作品番号では言えるけど、何番かがわからない(コンクールで曲紹介のアナウンスをするときは毎回作品番号だったんです。)みたいな人になりました。48-1が13番らしいですけど、わたしの一押しノクターン62-1は果たして何番なのだろうか。

最近では仙台国際音楽コンクールヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの日程が丸かぶりして、時間のやりくりに苦労しました。でもどちらも日本語の情報がたくさん提供されていて、自分で慣れない言語で探しに行く必要がなかったので、その辺りはとても楽でした。コンクール関係者や、特集を組んでくださったぶらあぼの皆様ありがとうございました。

何故ピティナの公式レポーターになったのか

公式レポーターを募集しているのを発見したからです。
交通費とか実の所ちーばくんのお口周りから来るとなるとあんまり笑顔になれない金額になるので、「欲しいなー、文章書いたら交通費貰えるなら応募してみようかなー、応募するだけならタダだし」という恐らく応募者の中でもあんまりいなそうな軽率に応募しちゃった系の人で、本当に採用されてしまいとりあえず頭を抱えました。

一応高尚な理由もあって、文章を書くことで生活ができるようになったら良いなぁ。生活まではいかなくても多少は稼げるようになるといいなぁ。というサラリーマンになれない程度に虚弱な体質のわたしの目標と、来年以降の人生どうなるかよくわからないから、コンクール行けるだけ現地に行きたいという願望が重なった結果、これを何かが変わるチャンスに出来るんじゃないか?と思ったという理由もあります。

ピティナの皆様が採用してくださった理由についてはよくわかりません。もっと真面目で聡明で論理的な文章を書くと思って採用したのにとか言われたらどうしようと戦々恐々としながらこの自己紹介文を書いています。

意気込み

すごくふざけた理由で応募してしまいましたが、採用してくださって、いざ書くとなったからには、読んでくれる皆様にとって楽しかったり、新たな発見があったと思ってもらえたりするような記事を提供できるように頑張ります。

多分関係者の皆様に迷惑をかけないということはないと思うのですが、それでも必要以上の迷惑にならないように気をつけたいと思います。

また、コンクールが終わった後にこの記事を自分で読んで、なんて無知で拙い文章だろうと思えたら、多分わたしにとってこの挑戦はとても実りあるものになったのだろうと思います。

(写真提供:ピティナ)
ピティナ特級Webサイト https://compe.piano.or.jp/event/tokkyu/index.html


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?