Tomoko Moriyama@ピティナ2023特級公式レポーター

ピティナ特級の公式レポーター2022をやっていました。2023もやっています!

Tomoko Moriyama@ピティナ2023特級公式レポーター

ピティナ特級の公式レポーター2022をやっていました。2023もやっています!

マガジン

  • 2023ピティナ特級

    • 93本

    2023年ピティナ・ピアノコンペティション特級に関するnote記事です。公式レポーター6名の方の記事も合わせてご紹介しています。演奏、文章で特級を丸ごとお楽しみください。

  • 2022ピティナ特級

    • 157本

    2022年ピティナ・ピアノコンペティション特級に関するnote記事です。公式レポーター6名の方の記事も合わせてご紹介しています。演奏、文章で特級を丸ごとお楽しみください。

最近の記事

現地参戦メンバーによるセミフファイナルレポートvol.2

こんにちは森山です。 今回も3人の現地レポーターがリレー形式で書くということで、午後の部の最初の2人嘉屋 翔太さん、鈴木 愛美さんの演奏についてレポートします! 午前の3人については、もちさんのレポートをどうそ! 嘉屋 翔太さんわたしのなかでは嘉屋さんはこの演奏を聴いてからずっと「ハイドンが上手い人」というイメージでした。この度その念願のハイドンのソナタを、曲違いとはいえ、セミファイナルで聴ける!と分かってからとても楽しみにしていました。 今回のソナタHob.XVI:

    • 三次予選第1グループレポート

      こんにちは森山です。 3次予選終了まであっという間でした。 今回は3人の現地レポーターがリレー形式で書くという試みの第1グループ担当としてレポートします! 1.小野寺 拓真さんプロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 第1楽章 二次予選でも最初に演奏し、とにかく演奏することを全身で楽しんでいる様子がとても印象に残っていたピアニストです。今回のプロコフィエフのピアノ協奏曲3番は、そんな小野寺さんにとても合った選曲だなと、とても期待が大きかったのですが、想像以上でした。

      • インタビューから二次予選を予習してみよう!2日目

        こんにちは森山です。 前回の記事の続きです。 今回もこのインタビュー映像から、二次予選のプログラムについて予習してみましょう!1日目が終わり、もう2日目はすぐなので、今のうちに目を通しておくことで楽しみが増えるといいなと思います。 インタビューの特徴ごとにみてみよう!プログラムの中で重要な曲を紹介している 髙尾 真菜さんのプログラムの中心は、同じフランスでラモーと200年後に活動したドビュッシーという2人の作曲家で、ドビュッシーは映像の2曲目に「ラモーを讃えて」とい

        • インタビューから二次予選を予習してみよう!1日目

          こんにちは森山です。 この記事は、2週間前に公開された出場者の皆様のインタビュー映像から、二次予選のプログラムを予習してみよう!という記事です。 全員では無いのですが、いくつか特徴的なパターンがあったため、それをご紹介します。また、他にも興味深い曲の紹介が沢山あるので、ぜひ下記の動画をご視聴ください! 去年の予習記事振り返り去年は下の記事のように参加者の選曲の傾向を分析してみるなんてことをしていました。 課題曲については、二次予選については昨年との変更はないようです

        現地参戦メンバーによるセミフファイナルレポートvol.2

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          今年もピティナ特級のレポーターやります!

          去年も特級レポーターをやっておりました森山です。今年も引き続きレポーターをさせていただきます!というご報告の記事です。 人というのは、一年たった所で特に大きく何かが変わるものでもないので、自己紹介についてはこちらをどうぞよろしくお願いします。 一年ぶりに読んで、当時はこんなことを考えていたのだなぁと初心に帰った気持ちになっております。とはいえ大枠は今もあまり変わっていません。 昨年よりも音楽を聴く、知識を深める、文章を書くといった面で成長できたらと思い、今年も引き続きレ

          今年もピティナ特級のレポーターやります!

          特級2次予選進出者1次予選動画リスト

          こんにちは 早いもので2023年の特級の2次予選進出者が発表される時期になりました。 今日の8時から、1次予選の動画がプレミア公開されるようなのでまとめてみました。自分用みたいなものです(思いついたのが直前だったので、公開するころには始まっているかも)。 1.安達 莉子さん(8:00~)演奏動画 曲目 ベートーヴェン/ピアノソナタ第21番 ハ長調 Op.53 「ワルトシュタイン」 第1楽章 リスト/「詩的で宗教的な調べ」 S.173 より 第7曲「葬送、1849年1

          特級2次予選進出者1次予選動画リスト

          一次審査ピアノ+選択曲+出場者の国まとめ

          高松国際ピアノコンクールの一次審査の曲目と、各出場者の選択したピアノが公開されました。 このコンクールは、2006年から4年に一度開催されている国際コンクールで、2022年に開催される予定でしたが、審査員や出場者が入国困難であることから延期になり今年の2月に開催される運びとなりました。 関係者の皆様ありがとうございます。 時間がなかったので、自分用も兼ねて簡易的にまとめます(後で考察を入れるかもしれない)。 課題曲の選択ルールはこれ。 平均律クラヴィーア曲集からの選

          一次審査ピアノ+選択曲+出場者の国まとめ

          ファイナルの感想+特級を振り返って

          ピティナ特級公式レポーターの森山です。 ファイナルが終了してから1週間以上経過しての記事です。かなり時間が経ってしまっていますが、むしろ時間経過があったからこそ!みたいなものがあるのではないか?と書くことにしました。 今回、公式レポーターという立場で前日のオーケストラとのリハーサル(1時間程度)と、当日のゲネプロ(30分程度)の見学という大変に貴重な体験をさせていただきました。特にゲネプロの時、ガラガラのサントリーホールで協奏曲を聴くってなんてレアすぎる体験なのかと感動し

          ファイナルの感想+特級を振り返って

          セミファイナルの曲順を楽しむ

          ピティナ特級公式レポーターの森山です。 わたしはセミファイナルの演奏もまた現地で、演奏者の皆様それぞれの渾身のリサイタルを一日中聴くことが出来ました。 この記事では、セミファイナルにて、演奏者の皆様がどういう曲順で演奏したのか?というところに焦点を当ててご紹介します。 飯島さんがこちらの記事で既に曲順について言及されていますので、そちらも読んでみてください。 曲順についてみていく上でわたしが注目したのは次の3点です。 曲が作曲された年代順になっている。 大変そうな曲

          長丁場の演奏会を楽しもう‼️

          ピティナ特級公式レポーターの森山です。 この記事では、二次予選やセミファイナルなどで、午前中から夕方までコンクールの演奏を聴いていたわたしの経験に基づいて、今からでもできる長丁場のコンクールで最後まで集中して楽しめる……かもしれないコツを紹介しようと思います。 1.ラムネを買っておくラムネである必要性はそんなにないのですが、取り敢えず聴いているだけで頭の燃料が無くなっていくので、ブドウ糖を手軽に補給できるようにしておきましょう。これを読んだあなたは近くのコンビニにダッシュ

          プログラムのフォントで見る特級

          ピティナ特級公式レポーターの森山です。 一応趣味、フォントみたいなことを書いた手前、一本くらいはその手の話をしても良いだろうと書きました。 ファイナルのプログラムを見る前ではありますが、恐らくこの時期が一番適切なのではないかと思いました。 きっかけはこのツイートです。 もうフォントについて話すまでもなく、このフライヤーのデザインから、これまでの予選とは大きく異なることは明らかですが、もうちょっと掘り下げて(フォント方面に)楽しみたいと思います。 二次予選保存状態が良

          三次予選で印象的だったところ

          ピティナ特級公式レポーターの森山です。 三次予選の演奏が全て終了しました。協奏曲を演奏された参加者の皆様、伴奏者の皆様お疲れ様でした。 さて、今回の記事は三次予選を現地で聴いて印象に残ったことについて3つ取り上げて記述します。 チャイコフスキーの協奏曲冒頭今日は、3人の参加者がチャイコフスキーの協奏曲第1楽章を演奏しました。恐らく冒頭どう弾いてもらって、どう入るのかについて、伴奏者の方々と入念に確認したのではないかと想像しますが、この入りが三者三様のものであったことはと

          エチュードは何処に入れる?

          おはようございます(書いているの朝なんです。) ピティナ特級公式レポーターの森山です。 この記事では、課題曲のショパンのエチュードを参加者の皆様がどこに入れているのかを取り上げてみました。 3つのパターンに分けてみたのでご紹介します。 最初に入れるこの記事で触れていますが、最初に派手なエチュードを弾いて一気に会場の空気を変えるタイプの参加者が何人かいました。Op.25-10を弾いていた千葉まりんさんやOp.10-1の後藤 美優さんです(詳細は記事にあります)。他にも鈴木

          プログラムの最初に何を弾く?

          ピティナ特級公式レポーターの森山です。 先ほど二次予選1日目が終了しました。 演奏を終えられた皆様本当にお疲れ様でした。明日が本番の方は頑張ってください。 ということで今回の記事の趣旨はタイトル通り、「プログラムの最初には何を書くのか?」ということです。 前の記事で書きましたが、二次予選はショパンのエチュードを1曲弾く以外は固定の課題曲は無く、30分前後の尺に収まれば何を何曲弾いてもアリです。その結果、各参加者のプログラム構成にはさまざまな個性が見られたわけですが、その

          二次予選を予習する。

          7月26日、27日に行われるピティナ特級二次予選に向けて、出場者の提出曲目を見て予習しましょうというのが本記事の目的です。 予習とは言っても、コンクールで参加者の演奏を聴く前に円熟したピアニスト達の演奏を聴くのはちょっと野暮かなと個人的には思ったので純粋に曲だけの予習です。 二次予選の提出曲目と演奏順はここから とりあえずルールを確認しよう!『孫子』には「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」なんて言葉が書いてあるらしいですが、とりあえず参加者の提出した曲を見る前にまずルール

          自己紹介

          この度、ピティナ特級2022の公式レポーターとして、コンクール期間中ピティナ特級まわりのことについて、このnoteに記事をせっせと投稿することになりました。とはいえいきなりコンクール模様を投下し続けるnoteが誕生しても読者の皆様超困惑となる可能性があるので、あとピティナの方に指示されたので自己紹介記事を最初に投稿します。 長いので適当に興味のありそうな話に目次で飛んでみてください。 わたしの話わたしはだれ? 東京女子大学大学院の小田浩一先生(今回のことを100%応援し