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中学入試に落ちたら、読んでほしいこと

はじめに


はじめに

こんなタイトルをつけておきながらすいません。

皆さまには、まずはお子さまのこれまでのがんばりをしっかりと認めてあげてほしいので、お子さまが寝られた後にアクセスください。

※中学入試に合格した皆さま(親御さま)、おめでとうございます。皆さまは、今は本noteを見るよりも、自分がやりたかったことを楽しんでいただければと思います。

【中学受験で将来は決まらないよ?】

まず、中学受験の合否では、将来のことなんて何も決まらないよ、ということを改めてお伝えしたいです。
確かに、希望した学校に入学できる嬉しさは、合格した子どものみが味わえるものだと思います。
でも、第一志望でなかったとしても、中学校で楽しみを見つけられることはあるし、たとえ楽しくない学校生活であったとしても、逆転はできます。
(私はあまり楽しくない学校生活でしたが、それはまた別の機会にお話します)

勉強が全てではないですが、少なくとも中学受験をするぐらいの子どもであれば、正直、がんばれば大学受験で東大は目指せると思います。
東大に行ったからすごい、とかじゃないですが、勉強で逆転することは思った以上に簡単です。気持ちを楽にして、顔を上げちゃいましょう。

【私が中学受験をしたきっかけ】

私は、地元ではそれなりに頭がいいと言われていた子どもでした。なんとなくであっても、小学校(公立です)のテストでは大体100点、たまにうっかりして90点といった感じでした。
地元の中学校は、ひどく荒れていたこともあり、比較的教育熱心だったり、余裕がある家庭の子どもは中学受験を考えていました。でも、のんびりした地方だったので、1学年150人くらいのうち、中学受験をしたのは10人ほどでした。
私自身、もともと中学受験をするつもりもなく過ごしていましたが、たまたま見たテレビで、天才少年、、みたいな特集をしていたことで、私立の中学校を知り、「自分ももしかしたら!」なんて思ったのが中学受験をすることに決めたきっかけです。

【惨敗】

私の家は、そこまで裕福な家ではなかったので、中学受験をしたいといったときも、親はそこまで乗り気ではありませんでした。
費用面から塾に通うことはできませんでしたが、近くの古本屋で何年も前の中学入試の参考書を適当に何冊か買ってもらえたので、それをひたすら読んでいました。
中学受験本番。結局、私立は費用面で断念し、国立の付属中のみ受験しました。問題を解いているときは、そこまで難しくは感じませんでしたが、結果は惨敗。どこかの塾が配っていた解答速報をみた瞬間、「あ、落ちた」って小学生の自分でもすぐに分かりました。

そんな感じで、今考えると脳天気な自分の中学受験は終了しました。
正直、本noteを読まれている方からすれば、「なめとるんか?」といった感じだと思います。
でも、そんな感じでナメた状態からでも、大学受験までに逆転は可能だよ、と感じてもらえるとうれしいです。

【腹決め】

その後、私は地元の公立中に入学することになりました。その中学は、3つの小学校から生徒が集まるのですが、私の通っていた小学校の出身者のやんちゃ率が特に高かったです。
実際、小学校まで比較的普通だった子が、いきなり髪を染めてバイクに乗り出したり、眉毛がなくなったり、ビジュアルが変わるだけでなく、暴力的な感じになるのは、正直、結構ショックでした。

そんななか、中学にはいって初めての期末テストがありました(中1の1学期は、中間テストがありませんでした)。学年で200人ぐらいいたのですが、私は3番?でした。
順位的にも満足できたので、このままいられればと思っていたのですが、私立に行った友達と遊んだ際に、学校で使っているテキストや問題集を見せてもらう機会があり、驚きました。
進み方・問題のレベルとも全く違ったのはもちろんですが、折り目やメモ書きなど、友達が理解するまで何度も見たであろう跡がたくさんあったからです。

友達と遊んだ帰り道、色々ショックは感じたものの、どことなく頭がすっきりしたような感じがしました。
これまでは、「環境が悪いなりにはいい感じ」と半分あきらめつつ都合良く肯定しながらやってきたものの、きちんと努力した人には全くかなわないということを思い知らされたからです。でも、同時に、努力した結果は、形になって現れる、ということも改めて実感しました。

熱中できること、見つかったかも。 そんなことを思いながら、中学の勉強生活がスタートしました。


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