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【不定期連載】息子のサッカーを見て、見えてきたこと(2022/9/12)

こんにちは!

最近はサッカー未経験の親御さんの自身のお子さんへのサッカーへの向き合いについて、連載をしてきました。

自身の息子も小学校1年生になり、5月で通っていた大手のスクールを退会し、地元の割と強豪チームに入りました。

未就学児、小学校1~6年、ジュニアユースまでをカテゴリーとして持っており、平日も練習のあるクラブチームです。

場所もしっかりと確保できており、環境面ではボランティア中心の土日活動のチームに比較して恵まれていると感じます。

一方で気になっているのは練習の強度。連載の最後に問題提起をしましたが、小学校のチームはセレクションなどはなく、サッカーを知っている/できる子と始めて間もない子が混在して練習をしており、当然のことながら前者が圧倒してしまいます。

また、練習も旧態依然とした感じがあり、ビジャレアルの佐伯さんの言葉を借りれば、常に「判断」を伴う練習ができてはいないと感じました。

ただ、こうした練習の質については、多くのチームが同様に抱えている点であり、チームを変えて劇的に変わる可能性は低いと他のチームを見学して感じました。

ライセンス制度に胡坐をかくのではなく、指導者の質の向上による、強化という面で、改善の余地があると捉えています。

「強度」「判断」、これがキーワードです。

また、息子が運よく2年生のチームの試合に出るようになり、そこでも見えてきたことがあります。

以前、ゴールキーパーに関する技術的な連載を行いました。

試合でゴールキーパーをやっている子(やらされている!?)の質の向上により、より試合が締まる(強度が上がる)のではと思います。

ただ、凄く難しいことをやる必要はありません。簡単な原理原則を知るだけです。

2年生なので、本格的なゴールキーパーのトレーニングを始めるのは時期尚早というのは理解している一方で、指導者の方がいくつかの原理原則を抑えてアドバイスすることで、誰がやっても、大きく質を下げないことができるのではと感じました。

その原理原則とは「ポジショニング」です。簡単に言ってしまえば、シュートを打つ相手とゴールの真ん中との延長線上に立つということだけです。

そのためには、日頃のシュート練習の時からゴールキーパーをやっている子に対して、ポジショニングを問いかけることです。

キャッチも基礎としては抑えておきたいですが、手を使う動きなので、臨界期は足よりも後期と言えます。ただ、付け加えるのであれば、足を動かし正面で処理するというのも小さい頃に習慣にしてほしいです。

ポジショニングに関する記事は過去に書いていますので、こちらをご覧いただければ幸いです。

ゴールキーパーの質が上がることにより、フィールドプレーヤーはもっと練習に熱が入り、練習の強度が上がるという相乗効果が期待できます。

日本のサッカーの質をより向上させるヒントがここにあるという大きな気付きを得ることができました。

ちなみに、我が国の大きな課題はセンタフォワードとゴールキーパーにあると私は思いますし、協会も力を入れています。

両者は矛と盾の関係であり、片方のレベルを上げるには、もう一方を上げるというのが必要です。

素晴らしいセンタフォワードを生み出す国には、得てして優秀なゴールキーパーが多くいます。(例:ポーランド、ベルギー、ドイツ)

センターフォワードの質を上げるのは相当大変である一方で、ゴールキーパーの向上には改善の余地が大いにあります。

ゴールキーパーの質が改善されるよう、私自身もできる範囲で動いていきたいと思います。

また、浦和レッズのジョアン・ミレッGKコーチの書籍を読み始めています。非常に理に適った理論をお持ちで参考になるところが多いです。

知識の伝承PJも発足しているようで、私もオンラインサロンに加入しようか、考え始めました!


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