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息子のサッカースクールと元Jユースの私 Vol.2

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海外ビッグクラブ系

ここ10年ほど、主にヨーロッパのビッグクラブ
が日本などのアジア諸国にスクールの展開を行っています。

スペインのレアル・マドリードやバルセロナ
イタリアのACミランやユベントス
ドイツのバイエルンやドルトムント
イングランドのリバプール、チェルシー、
マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル
などです。

基本的には大都市圏での展開となります。

こちらもJリーグクラブのようにマーケティング
の要素が強いですが、Jクラブが地元志向が強い一方で海外メガクラブはグローバルなマーケティング志向と言えます。

近年、東アジアの経済力の上昇とともに、サッカー人気が非常に高まっています。
日本だけでなく、中国、シンガポール、マレーシアと言った、国々にも展開しているようです。

所管はJクラブ同様、マーケ部門です。

私の息子はイングランドの赤いチームの体験に
参加しました。
平日は仕事の関係で通わせられないので、週末の体験でしたが、ウェイティングリストがあるくらい盛況なようです。

コーチは2名。一人は英語ネイティブの方で、
もう1人は日本語と英語を話す型でした。
他のスクールとの大きな違いはここです。
英語を話すコーチがメインで行い、その後、もう一人が翻訳します。英語の体験に繋がります。

他のスクールに参加したわけではありませんが、
外国人コーチ+通訳補佐という組み合わせが
多いのではないでしょうか。

コーチの質も、海外クラブでは講習を設けている
ので、高いと思いますが、一回の体験では判断が難しいです。
ビッグクラブは知名度が高いので、リクルーティングはしやすいと類推しています。

東京ヴェルディ、セレッソ大阪、清水エスパルスで指揮をしたロティーナ監督をヘッドコーチとして補佐していたイヴァンコーチも元々はバルサのスクールでコーチをしていたそうです。

海外クラブもユニなどのキットは入会時必須です。
Jクラブよりも少し高いイメージです。
海外クラブですと、中々試合をスタジアムで観るチャンスはないので、スクール活動以外ですと、機会は少し減る感じでしょうか。

費用もブランドという意味では少し高く設定
されています。
外国人コーチの滞在費用など損益分岐点が
他のスクールより割高なのかも知れませんし、知名度からプレミアをつけやすいという点もありそうです。

海外ビッグクラブの憧れの超一流プレーヤーとの
触れ合いは皆無でしょう。
コロナでアジアツアーが行われていませんが、
アジアツアーの際に交流のチャンスがあるくらいでしょうか。

また、夏休みにキャンプを実施するのも海外クラブの特徴でしょうか。
2〜4日で数万〜10数万円という費用感です。
コーチもそうした時にはアカデミーの担当コーチが派遣されるようです。

余談ですが、海外のクラブでは育成段階のチームも夏にオフを取ります。
夏もオフなく一年中やる日本スポーツとは
大きな差を感じます。
アカデミーコーチの派遣はそうした時間の
有効利用でしょう。
※ビジャレアルアカデミーのコーチであった
 佐伯夕利子さんの著書は参考になります

スクールからアカデミーへの門は本国であれば
期待できるのかも知れませんが、日本のスクールだと厳しいでしょう。

久保建英選手や現在、レアルの下部組織にいる
中井選手の例はレアですし、18歳未満の海外移籍はFIFAのルールが厳格となり、ハードルが高くなっており、日本人の場合は非常に困難です。

ただ、海外ビッグクラブのスカウト網は
広いので、飛び抜けていれば、練習参加のチャンスに繫がるかも知れません。

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