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【ゴールキーパー育成】元Jユース・現コンサルタントの私から Vol.1

こんにちは!

ゴールキーパーというのは特殊なポジションです。サッカーの解説者もゴールキーパー出身でないと、ゴールキーパーへの解説が正しくないこともあります。

高校時代Jユースに所属していた際にはブラジル人のプロのゴールキーパーコーチから指導を受けたり、サテライト(プロのBチーム)の練習に参加し、プロ選手からアドバイスを頂くこともありました。

権田選手のようにゴールキーパーの啓蒙活動を行っている現役選手がいるのは、多くのゴールキーパーの子供たちにとって、貴重な情報ではないでしょうか。

JFA登録チームではゴールキーパーコーチが限定的かと思います。先日見たフットブレインでは4種の10%ほどのチームにしかいないと言っていました。

私の経験や知識が何かのお役に立てればと思い、情報を共有していきたいと思います。

私がちゃんとしたゴールキーパー指導を受けれたのはユースの時代から。小学生から適切な指導を受けられていたらと悔やまれます。

以前の記事で、「元Jユースの私から息子へのアドバイス ゴールキーパー編」を書きましたが、こちらはゴールキーパーの哲学を記載したに留めています。

今回の記事では、技術的な情報を項目を分けてお伝えしていきます。

■キャッチ

キャッチは高さによって取り方が異なります。
ドッチボールをやると抱え込むとり方になる方が多いのですが、それはここで言う膝上から腹部のボールキャッチです。

では、それぞれ見ていきましょう。

□胸から上のボールのキャッチ

一番難しいのですが、最も技術の差が出てしまうのがこのキャッチです。

ボールに対して両手の親指と人差し指で三角形を作ります。

その際に他の指はボールの形と同じように丸みをもたせます。この指を突っ張ると弾く時の技術です。

キャッチの際はボールの丸みと同じ形。

肘も両肩幅よりも開かないこと。

腕や手の力は抜かないと、強いシュートに対して、強い力で反作用すると上手くキャッチできません。

肩や肘、腕、手の力は脱力させて、ほんの少し後ろに引くとキャッチしやすいです。

まずは形を定着させるため、投げるボールでキャッチするのが良いです。

胸くらいのボールを抱えこむようにキャッチしようとすると(ドッチボール風キャッチ)、胸にあたって跳ね返る可能性が高いです。

また、それが習慣化してしまうと、顔より上のボールへの応用が利かなくなってしまうので、このキャッチング技術の定着を目指してください!

□膝上から腹部のボールのキャッチ

膝上から腹部にかけてのボールキャッチは、上述のドッチボールキャッチと呼ぶ、抱え込むキャッチです。

ここでのコツはボールを抱え込む前に手のひらを上に向けて、腕を伸ばして、ボールを迎えに行くことです。

また、足も右足または左足を少しだけ前(半歩くらい)に出した方が取りやすいです。

□ゴロのボールのキャッチ

ゴロのボールのキャッチはだいぶ、ゴールキーパーへの理解が進んでいき、どうやってやれば良いかが浸透してきているのではないでしょうか。

腰を落とし、片方の膝を下げてブロックを作りながら、「膝上から腹部のボールのキャッチ」の様に、手のひらを上に向けて、腕を伸ばしながら迎えにいきます。

ここでのポイントは以下の2点
・片方の膝は地面につけない
→万が一、ボールをこぼした時に、素早くリカバリーができます

・腕を伸ばす
→ボールが自然と体の中に入っていきます

「膝上から腹部のボールのキャッチ」同様、足は片方の足を少し前に出します。その状態で腰をかがめると反対の足は自然と下がり、ブロックができやすいです。

このブロックを築くことで、後逸を防ぐことができます。

勝敗に直結するポジションだからこそ、極力ミスした時のリスクを下げるのが、ゴールキーパーの技術には求められます。

□バウンドのボールのキャッチ

バウンドのボールのキャッチもボールへのアプローチは抱え込むキャッチです。手のひらを上に、腕を伸ばすのですが、ポイントとしては、
・指先がボールに当たると突き指するので、気を付ける

・バウンドしたボールは胸やお腹に当てて、抱え込むるイメージ
の2つです。

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