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元Jユースの私から息子へのアドバイス GK編

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私は小学生からずっと、GKでした。

息子がGKになることは、日本ではあまりおススメできないのが残念なところです。

理由は小学校のグラウンドがほぼ全て、砂(土のほうがまだマシです)のため。中学、高校も同様ですね。

プレー中は膝やひじ、太ももの横など傷が絶えませんでした。。。

イングランドは芝ですし、確かドイツも環境面は優れており、そうしたGK大国は「痛い」なんて心配が不要なのかも知れません。

羨ましい限りです。

ただ、GKと言うのは、私は非常に魅力的なポジションであるとも思っています。

チームのピンチを救うことができますし、勝敗に対して大きな影響を与えることができます。

■最も重視するのはシュートストップ

近年、ゴールキーパーの足元の技術が重要視されています。

ただ、圧倒的な足元の技術よりも、シュートを止めるというレベルが高いことが一番のストロングポイントだと思います。

細かい技術のポイントはまた別の機会に解説したいと思います。

■とは言え、足元の技術が高いレベルで求められる

上記で、まずはシュートストップと書きましたが、やはり足元の技術も高い能力が求められます。

特にボールポゼッション(保持)を志向するチームでは、DFにGKを加えて、数的優位を確保してボール回しを行う傾向が強いです。

スペイン代表はGKをビルドアップのボール回しに入れて、ゲームを支配しようとしています。

なので、小学生でGKをやりたいというお子さんは、フィールド練習をしながら、GKの練習に取り組むのが本来は理想的です。

フロンターレの練習がYouTubeで見られますが、GKもフィールドに交じってボール回しの練習に参加しています。チョンソンリョン選手はシュートストップの能力が非常に高いですが、足元の技術も相当高いです。

中村憲剛さんがチョンソンリョン選手がフロンターレに入って、足元の技術が上がったと言っていたのも印象的でした。

■結局は身長

残念で残酷な事実ですが、GKは結局は身長です。

本当にプロを目指すのであれば、180cmでは厳しいのが現実でしょう。
J1全チームのGKの平均身長を集計したことはないですが、イメージは185cmくらいでしょうか。

過去に比べて大型化傾向を感じますし、欧州5大リーグでは190cmではないでしょうか。

将来身長が伸びるか分かりにくい小学生でGK一筋でと言うのは、サッカー選手の決断としてリスキーです。
アマチュアレベルであれば、問題ないですが、プロを目指すとなると、非常に厳しいと思います。

■フットサルのキーパーをやってみる

一方、フットサルのキーパー(ゴレイロ)であれば、身長というハードルが下がります。

大きいに越したことはないですが、ゴールのサイズがサッカーよりも小さいので、少し身長が低くても他の要素でカバーできるでしょう。

また、フットサルのキーパーは、フィールド並みの足元の技術が必要になるので、良いトレーニングになります。

また、シュートを打つ立場から、あえてキーパーをやってみることで、
新たな視点を得ることができます。

攻守の切り替えや展開の早いフットサルの方が、守備機会が多くより経験を積むことができると捉えています。

ちなみに最近はGKを主役にした漫画があるんですね。

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