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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.95】データで見るブンデスリーガ23-24シーズン③

こんにちは!

今回もブンデスリーガについてデータで見ていきます。

①レバークーゼンがバイエルンの12連覇を阻み、初優勝した(しかも無敗で)

今回は選手にフォーカスしていきたいと思います。

データを見ていると、幾つか面白いと感じる点があります。以下はブンデスリーガ全体のランキング(23-24シーズン)です。

Successful passes from open play

上位3人はいずれもレバークーゼンの選手でした。
1位:Jonathan Tah(96.47%)
2位:Granit Xhaka(92.72%)
3位:Edmond Tapsoba(92.7%)
となっています。

1位と3位はいずれもCBの選手です。彼らが基本的には後ろでボールを取られず、ビルドアップができているということだと理解しています。

また、2位のジャカ選手はかつてアーセナルに所属していました。彼はボランチで中距離(30m)程度のパスを配球するので、このレベルの成功率は非常に高いと感じました。

高いボール保持を基本としている点は前回触れましたが、最終ラインとその前が安定しているからこそなせる業と言えます。

Duels Won

ここで、ヴィルツ選手は10位を記録しています。攻撃的な選手として注目を集めていますが、1対1の守備でも貢献している様子が伺えます。

Distance covered

シャビアロンソ監督はグアルディオラ監督同様に走るというのをベースにしていると感じています。

3位:Granit Xhaka(372.2km)
6位:Alejandro Grimaldo(360.5km)
24位:Florian Wirtz(325.7km)

ジャカ選手はこれだけ走っていてミスが無いと言うのが、改めて凄いなと感じました。完全に影のMVPですね。

またアシスト王のグリマルド選手もリーグ全体で6位、チーム内で2位と高い貢献度ですね。

これだけの選手をフリー移籍で獲得できたのはフロントが素晴らしい動きをした証明です。

Sprints

3位:Jeremie Frimpong(1006回)
9位:Florian Wirtz(886回)
16位:Alejandro Grimaldo(812回)

どれだけ走れるかのうち、強度の高いスプリントを表しています。

右サイドのフリンポン選手は高強度のスプリントを繰り返すことが出来ています。また、トップスピードのデータもあるのですが、フリンポン選手は最速35.96km/というリーグ10位のスピードを誇ります。

こうした個人データからも、チームの選手の特徴として、
・後ろの選手(ボランチやディフェンダー)は高い精度のパスを繰り出し、相手にボールを渡さない
・両サイドの選手は高強度で上下動を繰り返すことができる(グリマルド選手はその上でフィニッシュの仕事ができる)
・ヴィルツ選手はスーパー(替えが効かない)。技術が高く、戦うことができ、シュートを決められる上にラストパスもできる
と言うのが見えてきます。

ゴールキーパーのデータが見当たらなかったのですが、LUKÁŠ HRÁDECKÝ(フィンランド)選手の貢献も高いと思います。

これだけ高いボール保持ができるのはゴールキーパーからのロストが少ないと言うことだと思いますし、失点23(1試合当たり0.67)というのもゴールキーパーの貢献が大きいです。

残念ながら、ヨーロッパリーグは決勝で負けてしまい、無敗記録は途絶えましたが、この時の先発は第二キーパーでした。(ヨーロッパリーグはシーズンを通して第二キーパーで戦っていました)

監督が注目を集めていますが、やはりレベルの高い選手で構成されていることが、データから伺えます。

今回、ブンデスリーガのデータを見ましたが、Jリーグもデータを出しており、比較できると面白いと思っています。

今度はそこに挑戦しますので、楽しみにお待ちください!

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