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【ゴールキーパー育成】元Jユース・現コンサルタントの私から Vol.6

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■シュートへの構え

これは1項目を用意したものの、最も伝えたいポイントは、本人がしっくりくる構えが一番良いのではと思っています。

練習を積んでいけばどんどん自分の構えが身についていきます。

また、シューターとの距離が近距離、中距離によって、構える低さや手の高さは変わります。

構える際のポイントは、以下の通りです。

・リラックスできているか
→力が入りすぎていると、スムーズな体重移動ができません

・つま先立ちや膝が曲がっているか
→かかとがついていると後ろ重心になっているため、次の移動がスムーズとは言えません。また膝も適度に曲がっていないとこちらも体重移動ができないです。

→シュートが味方や相手にあたってこぼれた際にダッシュをすることになります。つま先立ちの方がダッシュに移りやすいです。

・相手に威圧感を与えられているか
→本人にとってリラックスしていて、自然な構えであることの優先度の方が高いですが、シューターに威圧感を与えられると、ミスの誘発に繋がります。

■ハイボール・クロスボールへの対応

本当に良いゴールキーパーと普通のゴールキーパーの差が出る1つの要素がハイボールやクロスボールへの対応の差です。

身長が高いゴールキーパーの有利な部分とも言えます。

ゴールエリア付近のヘディングシュートやボレーシュートは至近距離ですので止めるのは非常に困難です。

シュートを打たれる前に、ゴールキーパーが処理してしまえば、大きなピンチを未然に防ぐことができます。

□ハイボールの処理

ユース時代の先輩からハイボールの処理を教えてもらい、それが以降に行きました。

ステップの数をホップ、ステップ、ジャンプ的に3歩でアプローチすることです。

その3歩のアプローチの前までに近づいておき、取に行くときに右足→左足→右足ジャンプ(左膝を軽くあげる)と合わせる感じです。

※左足ジャンプの場合は左足→右足→左足ジャンプ(右膝を軽くあげる)

あまり長い助走をしたところで、タイミングが取りづらいですし、そんなに高く飛べないですし、空中でバランスを崩しがちです。

なので落下地点を見極め、3歩でアプローチ。この時高く飛べるように腕を使って、体を伸ばします。

体が開いてしまうので、ぶつかられるとかなり危険です。ぶつかられることを防ぐためにもジャンプとは反対の足を少しあげ、相手との衝突を防ぐようにしましょう。

また味方とぶつかることを避ける意味でも「キーパー」と大きな声を出すのも重要です。これはエリア外のアプローチなど、前を出る時は声をだして、周辺に存在を示しましょう。

□パンチング

キャッチできることが望ましいのですが、キャッチのリスクが高い時は、安全性を考えて、パンチングするのが良いでしょう。

グーにしたときに、拳の面(拳面と呼ぶようです)に当てます。

両手の方が強く、より多い面で押し出せますが、片手の方が遠いボールを触ることができます。

少し押し出すとより強い力が伝わります。

どうしてもゴールを開ける状態になりますので、出来るだけ遠くにボールを飛ばすことが求められます。

まずは投げて当てることから始めるのが良いです。

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