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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.69】怪我からの復帰について思う事

こんにちは!

今年の夏前に小2の息子が右手首をサッカーの試合中に骨折しました。

その間、運動を行うことができませんでした。

これに関しては少し触れた記事を掲載しました。

ギプスで1ヶ月固定、それが取れてからも実際に動けるようになるまでは約3週間の安静を必要としたので、ほぼほぼ2ヶ月動けなかったことになります。

その間も走らないまでも、ボールを使った軽いキックの練習はしていましたが、激しく動くことはできませんし、走ることもしていませんでした。

怪我に対して、ここまでの総括をしたいと思います。

■運動能力の低下
当たり前ですが、全く走っていなかったので、走り方のバランスを1ヶ月ほど崩していた状態でした。フォームがバラバラで力んでいて力を上手く使えない状態。

怪我をする前は比較的速かったのですが、加速しません。

そんな中、たまたま地元のスポーツセンターに元オリンピアンの陸上選手がいらっしゃって、走り方を教えてくれました。

以前YouTubeでも同様の走り方教室を見たのですが、スプリントと呼ばれる走り方。そこから、息子と一緒に走り方の矯正を行い、今は怪我する前よりもきれいなフォームで走ることができるようになってきました。

ところで、風間八宏さんの「サッカー止める蹴る解剖図鑑」という本に走り方について記載がありました。それは陸上選手とメッシの走り方は違い、メッシはスプリントの走り方ではないという点です。

ただ、メッシはこれが一番速く、かつこれでするすると相手を抜いていくことが可能です。

一方で、三笘選手の走り方はスプリントに近いようです。以前、三笘選手の走りについて記載されたNumberの記事で読みました。

つまり、サッカーを行う上で走り方の正解は、フォームではなく、どの状態でボールを持つのが良いかは人次第だと悟りました。

息子もそれなりにスピードを取り戻しており、2ヶ月離れたら、同様の期間掛かるということを学びました。

■判断力の低下
競技を離れて、復帰した後に気になったのが、判断が遅くなったという点です。これは認知→判断→実行の全て並びに接続ポイントで遅くなっているので、仕方がないことだと思います。

この判断も時間が解決するものだと学びました。あまり焦らずにじっくり向き合うのが良さそうです。

■武器を磨く
走れない状態が2ヶ月続いたものの、幸い、腕の怪我でしたので、足は平気でした。そんな中、取り組んだのは、止める蹴るというのと、利き足ではない逆足(息子の場合は左足)で蹴るという点。

前者は風間さんの止まっている状態を参考に、止められているかを常に確認しながら。理想は常に川崎フロンターレの脇坂選手。

後者ですが、左足で蹴るというのを徹底しました。個人的な感覚では全体練習や試合ではああだこうだ言っても、仕方がありません。そんな時は好きなようにやれば良いということ。

ただ、自主練の状態であれば、働きかけは容易ですし、意識付けが可能となります。自主練で振れるようになれば、後は勝手に試合でも実践します。

幸いなことに、復帰してから逆足である左足でのシュートやゴールが増えました。

まだ半タイミング、右足と比べて遅いという印象ですが、小2の時点で躊躇なく触れることは、将来に渡っての武器を手に入れた状態です。

また、Jの名門アカデミー出身の友人と話しをしていてはっとしたのですが、彼が言うには、逆の手で箸が使えれば、自ずと逆足も上手くなるということ。

信じがたい話の様ですが、きっと脳の可塑性と関わっており、正しいかも知れないとも感じました。(脳の専門家ではないので、自信はないですが)

今回、息子が怪我をしたのは右の手首でした。利き手が右である彼にとっては、箸も鉛筆も握ることもできない1ヶ月の中で、左手で悪戦苦闘しながら、食べる・書くを行っていました。

友人の意見が完全に正しいかは分かりませんが、結果的にこの怪我の期間に左手の訓練と左足の訓練を並行して行っていたことに気付きました。

この様に2ヶ月体を動かせないことで、それを取り戻すまでに2ヶ月掛かること、どうしてもコンタクトという面でまだ臆していること、ただ武器を磨くことも可能であるということが分かりました。

恐らく、スポーツを続けていれば、注意をしてても怪我をしてしまうことがあるかと思います。そんな時に、この話が何かの参考になれば幸いです。

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