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【生きるための学びを!】スーパースパイラル理論

こんにちは!

皆さんの中で、「スーパースパイラル」理論をご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?

恐らく、ほぼ全ての方が初めて聞く単語だと思います。それもそのはず、私が勝手に考えている理論だからです。

これは、人の育成について、私なりに抱いている理論(と言うよりも仮説でしょうか)です。

どういう理論かの話の前に、まず簡単に私の背景について話をしたいと思います。

自己紹介的な部分は既にNoteで投稿したことがありますので、そちらに譲ります。

自身の職業ですが、元SEという経験を生かして、主にITを活用したコンサルティングを行なっています。

また、5歳からサッカーを始め、高校時代にはJリーグのユースに所属していました。

主にNoteではそれを生かして、サッカーの記事と個人的に高い興味を持つ教育(生きるための学び)について書いています。

前置きが長くなりましたが、スーパースパイラルについてです。

私は子ども(だけでなく大人も)の教育に必要な要素は、
・基礎学習力:国語や外国語(英語)といった言語を扱う力と数学の様な数値、図形、論理の力
・興味(好奇心):自然科学(理科)、社会科学(社会)、芸術(音楽、美術)、人文科学、スポーツ ※順番に意味はありません
・コンピテンシー:リーダーシップ、チームワーク、ロジカルシンキング、GRITなど
・他者を思いやる心
と捉えています。

これらがバランス良く育つことが理想だと考えています。それは学校の教育だけでなく、家庭教育、コミュニティ教育と密接に関連します。

こうした要素を伸ばしていく中で、スーパースパイラルという概念が結びついてきます。

スパイラルは螺旋という言葉で翻訳することができます。以前ある大手IT企業の人事担当役員の方とディスカッションをしていたのですが、

人事的な発想としては、入社(採用の選抜)→研修→実業務(OJT)→評価→実業務(異動/研修)→評価、、、とぐるぐると回して、成長を促進させようとします。

最初の渦は小さく、かなり頑張って回していかなければいけないのですが、軌道に乗っていくと自分自身で成長を働きかけることができ、渦がどんどん大きくなります。

それが、子どもの育成(成長)にも通じるのではないかと考えています。

以前、子どもの算数・数学や英語について記事を掲載しました。

最初、子どもが軌道に乗るまでは、親など大人の手助けが必要だと実感しています。親などとしているのは、学校の先生や塾、習い事などの先生、コーチなど多岐に渡るかと思います。

一方で、上述した通り、子どもに必要な要素は学習だけでなく、多岐に渡り、なおかつコンピテンシーにまで跨ります。

そのため、やっぱり長い目で見てあげられるのは「親」であり、家庭学習が基礎になります。ただし、親は子どもの将来に責任を完全に持つのは間違っているとも思います。

社会に出る上でのサポートはしつつも、社会に出たら「自律した/自立した」一人の個人として生きていける様に準備をさせることが必要と考えています。

そして、子どもはスパイラルの軌道に乗れさえすれば、自分で勝手に伸びていくと信じています。

この軌道に乗った状態が子ども一人ひとり違いますし、それを支えるのは親ではあるのですが、様々な力を借りて実現するのが理想ではないでしょうか。

そして親の役割としては、この軌道に乗せるまで、それ以降は本人への問いかけ(ソクラテスの様な産婆式)や情報共有という視点の注入です。

これはコンサルティングの仕方に似ています。クライアントのビジネスの課題に対してサポートしていますが、コンサルタントが離れたとしてもクライアントで実行できる姿を作る、そして対話を通じて新たな視点や情報への気付きを渡す。

人(子どもも大人も)も組織も似ていますね。

そして、子どもが夢中になれるものを見つけられると良いですよね。何でも良いと思います。虫でも魚でも車でも星でも法律でも歴史でもサッカーでもダンスでも。

1つに絞る必要なんて全くなく、楽しそうと思うものに主体的に没頭する。主体的としているのは能動的なものは気を付けないといけないからです。

ゲームやYoutubeに夢中になることの弊害は理解した方が良いと思います。こうしたエンタメは「依存」の危険性があるので、「ほどほど」にというスタンスが良いのではないでしょうか。
※プロゲーマーという仕事もありますので、「プロ」を目指すという場合とは違うとも捉えています

夢中になっているものは勝手にのめり込んでいきます。一方で夢中になっていないのにやらされていることはしんどいと言えます。

大人の方でジム通いや週数回のジョギングなど習慣化したいのに続かいないというのは、本人にとって「しんどい」からではないでしょうか。

ほとんどの人って「ストイック」ではないはずです。一部のすごいストイックな人たちとその他大勢の一般の人。

私自身、大学受験のために、高校3年の夏から、受験まで10時間以上、毎日勉強しました。正直辛かったです。でも大学に合格した後、同じ生活は続けられませんでした。

自分の例で恐縮ですが、一方でジョギングは好きではないのですが、3年ほど続けられています。苦しくないレベルだからこそ続けられていると思います。

つまり「しんどい」ことは大人でも辛いので、子どもはもっと大変だと思います。

「しんどくなく」「ある程度楽しく(できる!という喜び)」「無理なく(1日の時間の中で)」「極力毎日行う」という前提のもと、親が出しゃばり過ぎずサポートするというのが軌道に乗るまでは必要ではないでしょうか。

出しゃばり過ぎずというのは自分への戒めです。算数・数学で「スパルタ」感を子どもに出したことに深く反省しています。

よく、子どもは挫けずについてきてくれた(小4の娘ですが、一応今も「好き」と言ってくれています)と感じています。

ただ、そのスタイルには反省しかなく、長男(今年、小学1年生)への反省に生かしたいと考えています。

ティッピングポイント(勝手に動き始めるポイント)、コンサル言葉で言うと「自走」できるタイミングになるまで伴走してあげる感じです。

ただ、何も親が全て教える訳ではなく、サービスを上手く活用する、私の娘で言うと英語は「Native Camp」、数学は「スタディサプリ」でした。

分からないことがあれば、手を差し伸べる、一緒になって学ぶというスタンスです。

人生100年と言われる中で、人は学び続ける姿勢が求められます。学びは楽しいものであり、自分のためになると子どものうちから思い続けられるかが、人生を豊かにする上で重要ではないでしょうか。

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