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【サッカー育成の心理/物理学 Vol.7】テクノロジーの利活用

これまで、インステップ、インサイドキックと技術的なことに特化した内容にしました。

今回は少し趣向を変えて、「テクノロジー」の採用に関して、書いてみたいと思います。

私自身はITのコンサルタントとして働いています。

最近のビジネスの流行語に乗って、ITの活用はサッカーのDXと捉えています。ビジネス同様、どんどんデジタルを活用し、個人・チームの両方を強化していけばよいと思います。

また、フットボールアナリストである杉崎健さんの書籍も参考にしました。

データ分析よりも映像分析の方がフットボールアナリストの仕事としては大きそうです。

では、いくつかテクノロジーを紹介していきます。

■ビデオ分析


最近、私がはまっているのは、FL-UXというサービスを利用したビデオ分析です。

FL-UXは富士通が親会社である、スポーツ分析のサービスを展開したRUN.EDGE社によって運営されています。

これまで他のサービスを利用したことがなく、比較ができないのですが、当サービスはプロのチームも利用しており、機能面で大変優れています。

また月額もベーシックプランですと、千円台で利用可能(1ユーザー)ですので、お財布に優しいです。

本来はチーム向けですが、私は息子(小1)の試合の映像をアップロードし、分析をしています。

もちろん思い出としても大事な試合の映像ですが、個人的には思い出だけに留めるのはもったいないと感じます。

一方で、子どもの集中力の問題もあり、1日5分~10分程度しか集中して自分のビデオを見ることができません。

そのため、当サービスでできるように、シーンを切って、見るべきポイントを絞った利用が望ましいと考えています。

使い方において、私が良いと思っているポイントは以下の通りです。

①自分でタグを定義、かつ「どうすれば良かった」タグを利用し、あるプレーにおける選択肢を自身で考えるトレーニングとなる

サッカーには正解はないですし、プレーは自由度が高いです。映像を見ることで多くの選択肢を考えるきっかけになります。

また、サッカーで「見る」というのは重要な要素ですが、言語化しにくいポイントです。もちろん角度はビデオカメラからになりますが、どの様な状況であったのか、何をどういう風にいつ見るのかという5W1Hで分解が可能です。

②フィロソフィー(Vol.2を参照)やプレーモデルをベースに気を付けるポイントをシーンとして区切る

こうしたビデオ分析を行う際に、決めごと(プレーモデルやフィロソフィー、プリンシパル)がないと切り口を設定しにくいと感じます。ボローニャの分析官である方もインタビューで同様に語っていました。

別のサービスではシーンをタグで切ってくれるようですが、 仏造って魂入れずな状態に近いと個人的には思います。

決めごとをベースにシーンを切って、良いシーン、良くなかったシーンを作るというのが理想的です。

もともと、ビデオ分析は、高校1年次にJユースに所属していた際に、全国大会で担当しました。

元鹿島アントラーズの野澤さん(当時は鹿島ユース)を分析したのを覚えています。当時から半端なく上手い選手でした。

また、シメオネ監督(アトレチコ・マドリード)が「もし監督が選手の頭の中に入り込むことができたら、その選手のプレーは何倍も良くなるということだ。」と言っています。

ビデオ分析を利用することで、選手の頭の中に入り込むというサポートになります。

③コーチや監督の試合中の指示を補足

印象的であったのが、小1の子どもたちに対してコーチが「広い方」と盛んに呼びかけていました。

ただ、日頃から「広い方」を意識付けられていないのであれば、子どもたちの頭の中に同じ絵を描くことは困難だと思います。

こうしたコーチによる「言葉」を映像の力によって結び付け、抽象を具体化させる役割を担うことができると実感しています。

それには少しだけサッカーの知識が必要になる点はご容赦ください。

こうしたテクノロジーを安価で利用できる現代ですので、選手の育成にフル活用していきたいものです。ここに日本サッカーを前進させるヒントが隠されています。

■ゲーム

ゲーム(ビデオゲーム)は昔からサッカーゲーム、特にコナミ社のウイイレシリーズしかやりません。

サッカーゲームは、サッカーの原則を理解するのに良いツールだと感じます。

上手く、パスを回して、ゴールを陥れる方法を学ぶ機会になります。

以前、サッカーダイジェストの記事で、認識力(特に俯瞰して見る力)を高めるツールになり得ると大学の先生が指摘されていました。

子どものゲームは時間を限るなどのメリハリがあれば、目くじらを立てる必要もないというのが私のスタンスです。

まだあまり、サッカーゲームをやっていませんが、そのうち一緒にやって、サッカーを知る機会としたいと思います。

■データ

フロンターレのデータ分析を趣味でやっています。最近ですとBIやDWHを簡単に個人で作ることができるようになっていますので、こうしたツールを使うのも良いかもしれません。ただ、データ分析では見えにくいのがサッカーと言う複雑性の高いスポーツの特徴です。

Knowsというサービスが最近気になっています。これを個人でどの程度活用できるのかは不明ですし、子どものうちはがむしゃらに走ると言うのも大切な経験だと思います。

いくつかテクノロジーを挙げましたが、個人で活用できるのはビデオ分析と言えそうです。サポートもしっかりしていますので、FL-UXぜひ試してみてください!!

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