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不定期連載 私的フロンターレ通信 2022/05/25号

こんにちは!

残念なACL敗退後ではありましたが、ここまで4試合を5月消化して、3勝1分け。現在は首位にいますし、結果としては上々だと思います。

疲労が溜まってきていますが、何とか代表ウィークまでの残り2戦を乗り切ってほしいと思います。

■リーグ戦(福岡、神戸、鳥栖)


データを基にした分析はSPORTERIAで記載しましたので、是非ご覧ください!

直近で横浜FMに勝ってもいる福岡は曲者だと思っていましたが、蓋を開けると、今シーズンの中では快勝と言えました。

古巣を相手にゴールした遠野選手、これからもっと点を取ってくれることを期待しています。

「今週のおまけ」がYoutubeで公開されており、私は遠野選手との福岡との関係、奈良選手の川崎との関係が素敵だなと感じました。

Jリーグの良い文化が引き継がれ、問題は改善されると良いと思います。

神戸戦は仕事の関係で、後半からの観戦となりました。引き分けを覚悟しながら、試合終了間際の劇的な決勝ゴール!

個人的にはDAZNのヒーローインタビューでの谷口選手の笑顔はどんな話題であったのか気になりました。

鳥栖戦は一転して苦しい展開であったと言えます。ボール支配、走行、スプリントと全て相手に上まられていました。

そして、谷口選手のDOGSO。サッカーをやっていた身としてはあそこはファールでと思いますし、イエローかなと感じました。

一方で、確かにVTRを見ると、あそこで突破すると、相手選手が多い状態でゴールに向かうことができており、決定機に繋がった可能性が高いとも感じました。

恐らく谷口選手が見えている範囲は、垣田選手と外側だけで、中の選手の状況までは見れておらず、イエロー覚悟のファールだったと思います。

細かなポイントはDAZNのジャッジリプレーに譲りますが、ただ結果的にはあれをしっかり阻止したことにより勝ち点の取りこぼしは免れました。

谷口選手の凛として退場する姿は気品と美しさを感じました。

最後のシミッチ選手のゴール前のFKは決めてほしいところ。GKの経験者なら分かるのですが、20mくらいの正面のFKは、全然ボールが見えません。

ほぼ全員壁に入る上に、最近では相手選手がボールをGKから見えないように遮りますので。蹴られてから反応と言う意味では、PK同様に難しい位置でした。

さて、残り2戦。湘南にも京都にもしっかりと勝ちたいですね!

■U-18 市立船橋戦

日曜日のU-18の市立船橋との試合を保土ヶ谷サッカー場で観戦してきました。700人程度入っていました。

結果は3-1の快勝でした。川崎は無敗の首位チームの一方、市船は最下位と苦戦しており、戦力差が大きかったです。

シュート数は16本(川崎)と4本(市船)でしたし、4点目が入っていれば、もう少し差がついたかも知れません。

高井選手は圧倒的なパフォーマンスでしたので、前回指摘の通り、早く上のカテゴリーを経験してほしいと思います。

以前、FC東京で試合に出られなくなっていた久保建英選手が高校2年の時に横浜FMにレンタル移籍しました。

学校の絡みもあり簡単ではないと思いますが、より高いレベルの試合の経験が彼らの能力を高めるチャンスに繋がります。

もちろんU-18の試合も大事だと思いますが、何とかならないかなーと感じます。

また、大関選手(10番)もハイパフォーマンスを見せていました。視野の広さ、技術の正確さ、冷静さは中盤の選手として大きな武器です。

少し線が細いのが気になりますが、レアルマドリードのモドリッチ選手も戦が細いですし、圧倒的な技術があれば、かわせそうです。

一方で、試合を見ていて気になったのが、現在のトップチームの19歳や20歳の選手の実戦環境です。

田辺選手、永長選手、五十嵐選手は実戦から大きく離れています。彼らが高校3年生や大学生と年齢も変わらないことを考慮すると、いたたまれない気持ちになります。例えば、U-18にオーバーエージ枠があっても良いと感じました。

この辺の育成の考え方を学校単位にしている限り、日本サッカーの更なる発展は難しいでしょう。

これまで、サッカーをする子どもの数の増加と指導者の質の向上で賄っていたと思いますが、仕組みの抜本的な見直しが必須です。

例えば、中学・高校の区切りではなく、U-12、U-14、U-16、U-18、U-20といった学校に捉われない考え方、部活動のクラブチーム化、

試合に出るための移籍の流動化(ボールボーイをしていてもサッカーはほとんど上達しない)など取り組めることは多いはずです。

また、育成年代でもっとフットサルを普及させるのも重要です。現在の指導者ライセンス制度は謎で、なぜかサッカーの3級を取らないと、

フットサルが取れません。GKのライセンスも同様です。もっと柔軟にならないととてもじゃないですが、2050年W杯の優勝なんて、夢のまた夢です。

さらに言えば、多くのサッカースクールがドリブルでの運ぶに特化しており、蹴る/止める/認知すると言ったポイントを伝えられていません。

少年サッカーのチームまでは分かりませんが、残念ながらそれが現実です。

GKの指導者も圧倒的に少なく、子どもが間違った知識を吸収してしまっています。変なクセを直すのは何も知らないよりも大変だったりします。

話がだいぶ逸れてしまいました。育成年代のキラキラ光る選手たちを見ていると、彼らの未来をちゃんと整備してあげるのが我々大人の仕事なはずです。

※サッカーだけでなく、学業の充実も同様の課題だと思います。

U-18の試合、引き続き追いかけて行こうと思います。目標の実現に向かって、毎日頑張ってください!!心の底から応援しています。(元Jユース、現コンサルより)

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