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親としてできることのなかでもっとも大切だと思うこと。

ふと娘のキッズテーブルを眺めると、そこには娘が描き散らかした絵があった。
1年位前までは、ほとんど丸と点みたいにして人を描いていたのに、いつの間にか表情をつけたり、目がキラキラしていたりする。

髪型もこだわっていたり、色も考えながら塗り分けたりしている。

自転車も乗れるようになった。
いつの間にか文字も書くようになり、いまは自分のデバイスにかな文字入力をしたりもする。
足し算、引き算も好きでいつも問題を出してとせがむようになった。
すこし長めの絵本も自分で読めるようになったし、箸でご飯を食べられるようにもなった。

トイレもひとりで行く。着替えだってできる。椅子に乗って冷蔵庫から牛乳を取ってコップに入れることだってできる。

帰ってきたらまっさきに手を洗うようになった。
ウンテイも上手にできるようになった。
花火も、ひとりで持てるようになった。


この1年、2年で娘は、別人のようにできることが増えていった。
成長は、後戻りなんてしないんだと、見せつけられるようだ。

だけど、よーく目をこらして見ていないとこの成長は見逃してしまうかもしれない。
だって、本当に些細なことだから。
どれも「当たり前」に見えてしまうことだから。
いくらでも「ふ〜ん」で済ませてしまえる程度のことだから。

だけど、一つひとつ。
娘は成長している。それも、勝手に成長している。

ぼくは、娘の成長を早めようとも手伝おうとも、思わない。
自転車に乗りたい、と言えば手伝うけど、乗りたくないなら別に乗らなくてもかまわない。
文字も計算も。いまできる必要なんてべつにない。学校で学び始めてから覚えたってちっとも遅くないと思っている。

でも、ぼくは娘の些細な成長を見逃したくないと思っている。
できる限り気がついて、それを一緒によろこびたいと思っている。

それは、彼女ができるようになりたいと思い、人知れず練習を重ねた成果。
だから、ちいさな成長に見えても、「ふ〜ん」で済ませないようにしたい。

親としてできることなんて、ぼくはほとんどないと思っている。

だけど数少ない、親としてできることのなかでもっとも大切なのが「子どもの成長に気が付き、ともによろこぶこと」だと思っている。

それだけは、ぼくが思う、親としてできるもっとも大切なことだからちゃんと目を凝らしていたい。


では、また明日。

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