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親バカのススメ。〜本気編〜

子育てをしている親御さん。
めいっぱい親バカを楽しんでいますか?

子どもって思い通りにならないし、余計な手間をたくさんかけるし、なんなら結構ムカつくことだってあります。仕事だって、プライベートだってたくさん制約を受けます。

一方でちょっと他では味わえないような喜びをもたらしてくれる存在でもある。
そんな中でも親バカになっている瞬間って、すごく満たされる瞬間だなって思うのです。

今日は、子育ての最高の瞬間を味わいつくす親バカのススメについて書いていきます。

ぜひ夫婦、または家族コミュニケーションがあんまり得意じゃないと思っているパパに読んでもらえたら嬉しいです。

▶ 親バカは・・・最高に気持ちいいよ

「うちの子がこんな優しい一面を持ってたなんて!」
「うちの子はめちゃくちゃがんばったから、こんなにすごい結果を残せた!」

自分の子のすごいところを話しているのって、なんであんなに気持ちがいいのでしょうか。
自分の子育てが間違ってなかったって証をもらえた気持ちになるし、嬉しくて誇らしくて自慢したくもなるし。

「まだ小学生にもなってないのに、車のナンバーとかすぐに暗記しちゃうんだよ!」なんて小さなことだって、つい誰かに言いたくなってしまいます。

「転んで泣いてる子を率先して助けてあげた」なんてエピソードがあったら子どもが成人したあともまだ語ってそうな気がします。

子育てって基本はやっぱり大変なんです。
どれだけ子どもが可愛くて、愛しくても。辛いと甘いが同居するように、愛しいと大変も同居してくる。

大変だからこそ。
わが子の誇らしいエピソードは、何度でも繰り返し味わえるほどに喜びをもたらしてくれます。

▶ 親バカは・・・ウザいよ

だけど、そんな親の喜びとは裏腹に大抵の親バカは、他人にとってはさほど面白くありません。親バカを勧めているのに、「ウザいよ」と言ってしまうのもあれですが。

これは、話を聞かされる人と子どもとの関係性に比例していると思っています。

たとえば、ぼくがぼくの娘の自慢話をした場合。
娘のことをよく知ってる人ほど、一緒に喜んだり楽しんだりしてくれます。でもぼくや娘のことをまったく知らない人にとっては、まさにどうでもいい話になります。

語る親の熱量が高ければ高いほど、そしてそのエピソードがありふれていればありふれているほど、聞いてる人はちょっと遠ざかる。

だから、親バカをフルスロットルで楽しめる相手って限りがあるんです。

▶ 親バカを全力で楽しめる夫婦は最強

純度100%で親バカを楽しむ相手は、パートナーが一番。
だって、ふたりとも親なわけだから、「褒められて嬉しい」「褒めて嬉しい」と2度おいしい。

友だちと語り合う親バカトークも良いですが、エピソードがすぐに相手に移りがちです。また、万が一より凄いエピソード大会みたいになってしまったら悲惨。
本来勝ち負けの話じゃないのに、負けた気がしたり、エピソードをちょっと盛ったりと楽しさが半減してしまうかもしれません。

それに引き換え夫婦や家族は。
お互いが出し合うエピソードも全部わが子。
ひとつの親バカから、次の親バカへとドンドン自慢話が引っ張り出される。

もう、お互いが存分に満ち足りるまで親バカになりきれる。

もしその場に、子ども自身がいたらどうでしょう。
きっと、照れながらも嬉しくてしょうがないはず。

こうなると、もう家族みんなに幸せな時間が循環していきます。

大げさでしょうか?
ぼくは、ちっとも大げさだとは思いません。少なくともぼくは妻と一緒に親バカになってる時間は、子育てにおける至福のご褒美タイムです。

だから、ぜひ夫婦で一緒に親バカを満喫してみて下さい。

ぼくは普段、家事育児シェアや両親学級、パパ講座などによく登壇します。

すると。

「育児の話って言ってもなにを話したらいいか、よくわからない」
「大変そうな妻を見ていて、なんて声をかけたらいいかわからない」
「夫と子どもの話が噛み合わない」

なんて相談をよく受けます。
とくにパパは、ママが抱えている大変さや課題をどうにか解決してあげたいって、そればかり考えて言葉が出なくなりがちのようです。

そして、「大変さを変わってあげたいけど、仕事が忙しくてなかなか無理」とか「一生懸命、妻を労ったり感謝を伝えたりしてるけど、なんか空回りしてる気がする」と悩んでしまう。

もちろん、物理的な大変さはどうにかしてカバーし合うのは絶対必要です。
でも、それを大前提とした上で会話の視点を少し変えてみることだって必要。

ちょっと例えは不適切かもしれませんが、こんなイメージをしてみて欲しいのです。

あなたがシェフだったとします。そして作った料理を振舞ったとき。その料理を食べた人がこう言いました。

「本当にがんばって作りましたね! 暑い中、暑い厨房に立って重たい鍋を振るって。あ、油まで飛んで火傷までしたんですね。本当にがんばってくれてありがとう」

めちゃくちゃ褒めてくれてるけど、どこか違うって思いませんか。
「その前に、まず『美味しい!』だろ?」
って。

だって、美味しいって食べてもらいたくてがんばっているんだから。

子どもはもちろん料理じゃありません。
でも、この子が健康に幸せに成長して欲しいから、夜も寝ず、仕事も調整して、自由な時間を失ってでもがんばっているんです。

労いは大事です。
でも、まずは手塩にかけている子どもへの関心を最大限に分かち合うこと。

これが、何より大切じゃないでしょうか。

夫婦でめいっぱい親バカを楽しむって、そういうことだと思うのです。
お互いのこれまでの頑張りを認め合い、子どもの成長を喜び、これからを楽しみにし合う。
だから、家族で親バカを楽しむって最高の時間なんです。

ぜひ、ともに親バカを楽しみながら子育てを楽しんで行きましょう。

では、また明日。


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