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歳を取ると急に勉強し始めるたった一つの理由

学ぶ事が面白くなってきた。
齢38である。

最近、同世代以上の方々が、ガンガン色んな事を学び始めている。大学院に通い始めたり、新しいチャレンジを始めたり。
年を取ると突如学びが面白くなったりする。
では、なぜ「学ぶ」事が面白くなるのかを考えてみる。

2通りある学ぶ理由
人が何かに興味を持って学ぶには色々と理由はあると思う。でも、身の回りの色んな人を見たり、自分自身の動機を探ってみると、学びを求める理由は大雑把に以下の2通りに分けられそうだ。

①アウトプットの場を探しているから。
②アウトプットの場があるから。

①アウトプットの場を探しているから学ぶ
個人的にはセミナージプシー的な人は苦手。
興味を持った物に対して積極的に学びに行く行動力はすごいと思うが、「それ、何のために学んでるの?」と思ってしまうのだ。(大きなお世話だ)

そんなジプシーな人に限らないが、「自分のアウトプットの場を探している」つまり、なんかわからないけど活躍できる(好きになれる)事があるんじゃないか?って時に、知見を広げるべく学ぶパターン。

この場合、ギャンブル的な要素が強く、学んでもアウトプットに繋がらない事も多い。アウトプットなきインプットはすぐに行き詰まる。
色々学ぶから横には広がるけど、縦には深まらない。
自分探し的学びは、探求的面白さに欠けるよなぁと思うのだ。

②アウトプットの場があるから。
もう一つが、すでにアウトプットの場がある時に、それをより深めるべく学ぶパターン。
何となく仕事で活かせそう、なんてふわふわな理由じゃなくて、「これを知りたい」「このスキルをこう活かしたい」とある程度のアウトプットが見えている場合。

こういう動機で学ぶ時って、吸収力が高い気がする。

実際に僕の講座に参加される方も「なんとなく」の人と「これだ!」って思いで来た人とでは持って帰る学びの質量が違うのがわかる。

歳をとったからこそ面白い学び
歳をとって学びが面白くなる理由は、このアウトプットの場の有無じゃないかと思う。

自分のやってきた領域を更に深めるにしても。
新たな領域にチャレンジするにしても。
何かしらの形でアウトプットする場があると、学びは面白くなる。単純にフェイスブックやブログでもいいかもしれない。仕事で直接、生活で直接かもしれない。

例えば、僕は娘さんの幼稚園弁当生活が始まり、今はお弁当のレシピを調べたりするのが楽しくて仕方がない。それだけに留まらず、包丁の研ぎ方だって調べて、砥石も整えた。
お弁当づくりから派生して、スマホでの写真の撮り方だって色々調べた。
身近な生活についてだけの事だが、弁当づくりから色んな方向に学びが深まり、広がって行く。

これが探求の面白さだよなぁ。

子どもにもアウトプットの場を
もう余談になるけど、大人がアウトプットの場があるから学びが面白くなるのだとしたら、子どもにもアウトプットする場をたくさん与えるべきだと思う。

「テストで◯点」だけがアウトプットではないはずだ。大人だってテストの点のためにわざわざ社会人大学になんぞ通わないだろう。
その先の面白さやワクワクをいかに子ども達に見せられるか。
これは大事な事だろうなぁ。

※この記事は2018/5/5、LINE BLOGに掲載したものです

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