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子育てをしていると触れる小さな優しさが、もっともっと広まるといいのに。

子育てをしていると、小さな優しさに触れることが多いです。
娘に笑顔で話しかけてくれる店員さん。優しく笑いかけてくれる道行く人。電車でも席をゆずってくれたり、道を渡るのに先をゆずってくれる車がいたり。

今日も、公園のトイレでひとつの小さな優しさに触れました。

「トイレにいきたい!」と大騒ぎする娘をつれて、公衆トイレへ駆け込みました。トイレの個室はあいにく和式のみ。娘は和式に慣れていなくて「怖い」と嫌がってしまうのです。

「このトイレいや! おしっこ漏れちゃう」

モジモジしながら個室の前で躊躇する娘。そうは言っても、近くにトイレはここしかないし、お漏らししても困ってしまう。

「パパがちゃんとおさえててあげるから大丈夫! おしっこ漏れちゃうまえにやってみよう」

と、ぼくは娘を励ましていました。すると。

「そっちの奥に、車椅子用のトイレがあってそこは座れるトイレですよ」

と後ろから声が聞こえた。

振り向いてみると、おしっこをしながらにっこりと微笑む爽やかBOY。たぶん小学生の高学年か、中学生くらい。
すぐにお礼を伝えて、探してみると、奥の方の女子トイレの脇にその個室はあったのです。


エピソードとしてはとてもささやかなことかもしれません。
でも、知らない父娘がトイレの前で少し困っている様子を知って、すぐに(自分がトイレ中にも関わらず)声をかけてくれた。少年のこのさりげない親切が、本当に嬉しかったのです。


子育てをしていると、小さな優しさに触れることが多いです。
SNSで見るような辛辣な目にあったことは、幸いにしてありません。でも、視点をすこしだけずらして見てみれば、辛辣な側面も確かに存在するのです。自分たちが幸いにもそういう思いをしていないからと言って、そうした事実をないことにするわけではありません。

だけど、子育てをしていると触れる、小さな優しさがもっともっとたくさんあるんだよ。子育てって辛いこと、大変なこと、人に厳しく当たられることばかりじゃなくて、これまでは触れられなかったような人からの優しさに、たくさん触れる機会でもあるんだよ、と。

そうしたエピソードが、SNSの中でももっともっと広まっていくといいのになと思っています。

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今日も、見に来てくれてありがとうございました。
人からの悪意って、こっちの心に無造作に入り込んで来てしまうけど。
人からの優しさって、こっちが意識的に心を向けないと、スルーしてしまったりする気がしています。
ぜひ、明日もまた見に来て下さい。



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