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「わたしレジリエンス発揮したよ!」小1の言葉にスクールへの感謝が溢れた話。

小1の娘の言葉から、レジリエンスを育む場って本当に大切だなと思うことがありました。

レジリエンスとは、

困難で脅威を与える状況にもかかわらず,うまく適応する過程や能力,および適応の結果のことで,精神的回復力とも訳される。
※ レジリエンスとは - コトバンク

つまり、失敗してもそこから再び立ち直る力のようなことで。
これを娘が通う東京コミュニティ・スクール(TCS)ではとても重要視しています。(ありがたや)

大人でもそうですが、子どもって毎日たくさんの失敗をします。人に迷惑を掛けることもあるし、「やる!」って言ったことがちっともできなかったりする。

でも「やっちまったことは仕方がない。さあ、それじゃあその失敗から何を学んで、つぎにどう活かす?」と言う問いかけをTCSではし続けてくれる。
スクールの子どもたちはそうした問いかけから、レジリエンスを育んでいくのですが、娘がまさにレジリエンスを試されるようなできごとがあったのです。


▷ 「泣いちゃったけど、レジリエンス発揮したよ!」

先日、TCSで今年3回目になるプレゼンテーションがありました。

TCSでは1年生のうちから、みんなの前に立ってそれまで学んできた「テーマ学習」について学年ごとにチームプレゼンをします。

娘は1年生なんですが、人前で話すのが大好き。
だから、毎回このプレゼンを楽しみにしているんです。だけど。

今回は、自分の番が回ってきたときに固まって泣き出してしまったのです。

固まっちゃって、言葉が出てこない。

友達が肩をたたいてくれたり、背中をさすってくれたりするけど、もうどうしようもない。ぼくも人前で話す仕事をしているのでよくわかりますが、一度真っ白になっちゃうと、そうとう場馴れしてないと言葉って復活して来ないもんです。

プレゼンの様子はオンラインで見られるのですが、遠くで見ているだけのぼくはもう「頑張れー!」と祈るしかできない。

結局、一旦娘は飛ばしてチームプレゼンは進みます。
そして、2度目の娘の出番。

そこでは、なんとか持ち直した娘は飛ばしてしまった発表も含めてちゃんと発表を終えることができました。

「無事、立ち直れてよかったね」って話なんですが、感動したのはそこじゃなくて(ホッとはしたし嬉しかったけど)娘が帰ってきてからしてくれた話でした。

夕方になり、一緒に家に帰る道すがらプレゼンの話になったのですが。

「わたしねぇ。今日泣いちゃったんだけど、レジリエンス発揮したんだよ!」

と娘が嬉しそうに言いました。
「なんでレジリエンス発揮できたの?」と聞くと。

「えっとね。〇〇(スタッフ)がね、『いまがレジリエンス発揮するチャンスだ!』って言ってくれたから、やろうって思えたの」

と。

本番中の舞台裏で、そんなやり取りがあったとのこと。このやり取りに、ぼくはとても感動したのです。

なぜかというと。
この半年間。スクールが子どもたちにずっと一貫してレジリエンスを発揮しようって伝えて続けてくれたからこそ、娘にもその一言で伝わったんだなと思ったから。

つまり、このスタッフと娘との小さなやり取りの裏に、半年間の膨大な信頼関係を感じたのです。

だって、本番中にだけ「いまが、失敗を取り戻すチャンスだ!」なんて言っても、絶対に通じない。
娘がその一言でレジリエンスが何かを理解し、立て直すことができたのは、それまでにも数え切れないほど同じようなやり取りがあったからに他なりません。

もちろん、今回は幸いにしてうまくやり直せたけど、やっぱり立て直せないということだってあるだろうと思います。
でも、その失敗だって次の「レジリエンス」に繋がっていく。

一つひとつのやり取りが、そうやって子どもたちを育んでくれてるのだと思うと。

本の少しのやり取りの中にある、目には見えないたくさんのコミュニケーションに感動したのです。

「失敗しても大丈夫だよ」

とはよく言いますが。
きっと問題はその先。そこからどうやって立ち直るか。

失敗を許容しているだけなら、それはただ「甘い」だけ。もう一歩。立ち直るところまで子どもたちを見守ってくれる環境。

親としても、スクールだけでなく、そういった環境を子どもに与えていたいと思うのです。

では、また明日。

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