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素敵な言葉との出会い。和顔愛語

和顔愛語--わげんあいご(わがんあいご)。

穏やかな笑顔。そして思いやりのある話し方で人と接すること。

今日、鈴虫寺(華厳寺)で教えてもらった言葉。響きもさることながら、なんと素敵な言葉なんだろうと胸に残った。


京都にある華厳寺は通称、鈴虫寺という。その名の通り一年を通してたくさんの鈴虫が涼やかに鳴いているお寺だ。
そして、このお寺は鈴虫だけでなく幸福地蔵というわらじを履いたお地蔵さまが願い事をひとつ、叶えてくださるということでも有名。

ぼくがはじめて訪れたのは大学時代。それからおおよそ20年間。これまでに4回か5回ほど来ている。

と、いうのもその時にお願いしたことが無事に成就されたらお礼に行く、というのもこのお寺の通例になっているのだ。


京都へ移住してから一度訪れ、今回は二度目の訪問。おかげさまで願いも叶い、お礼に伺ったのだ。

鈴虫寺のさらなる名物は、まるで落語のようにおもしろい説法。定番の話あり、時事ネタありと毎度たのしませてくれる。

そして聞いたのが、和顔愛語。

簡単なようでなかなかできていない。やはり、イライラとしてしまうこともあれば、思いやりにかけた言葉を発してしまうこともある。

説法のなかには、「見返りを求めて和顔愛語しても意味がない」とあった。笑顔を向ければ、笑顔を返して欲しくなり。やさしい言葉をかければ、同じようにやさしい言葉をかけてほしくなる。
でも、そうではなくて。

見返りがあるから、するのではない。和顔愛語はお布施なのだと言います。
お布施とはお金のことだけでなく、見返りを求めない施しのことを言います。
つまり、和顔愛語はその人への無償のプレゼントなのかもしれません。


そうした気持ちで、和顔愛語、大切にしていきたいものです。


では、また明日。

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