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最近「成長を感じられない」って人のための領域拡張インプットについて

こんにちは! 家事シェア研究家の三木です。

突然ですが、インプット足りていますか?
本をよく読むよ、とかセミナーとかで勉強してるよ、って人もいるかもしれません。
「アウトプットがたくさんあれば、自然とインプットするようになる」なんてのもよく耳にします。

僕はいま、自分自身の成長に停滞感を感じています。。。
そしてその原因はインプットが枯渇だという感覚があります。
でもそれは、知識や情報が不足してるというのではなく、自分を新しい領域へと拡張していくためのエネルギーの不足、という感じ。

インプットとは、ただ知識や情報を増やすということじゃなく。

自分を新しい領域へと拡張するためのエネルギーになります。

今日は、僕自身が、自分を新しい領域へと拡張するために行おうと思っているインプットについて書いていきます。

ポイントは、

◉手応えのあるインプットができてるか?
◉何のためのインプットか?

です。
僕自身の取り組みと合わせて書いていきますので、「自分も停滞感を感じている」「インプット不足かもしれない」と思う方の参考になれば。

ぜひ一緒に手応えのあるインプットをしていきましょう!



▶ 3つのインプット領域、いま足りてないのはどれ?

3つのインプット領域

ひと言でインプットといっても、3つの領域があると思っています。

①関心領域の中のインプット
②関心領域周辺のインプット
③関心領域の外にあるインプット

①は自分の関心事を調べるインプット。自分が興味あることを調べるのは当たり前といえば、当たり前のことですね。

②は関心事の周辺にある情報を調べるインプット。たとえば、中華料理が好きで調べていたら、どんどん中国の歴史に興味を持って、三国志が好きになって…と芋づる式に関心の範囲が広がっていくことがあります。

そして③の関心領域外のインプット。
これは「まったく興味がなかったアート展に連れて行かれて、それ以来アートが好きになってきた」「仕事でたまたま関わったエシカルな活動に興味を持って、エコに興味を持つようになった」というようなインプット。
いわゆる越境学習です。

インプットをするときに、ただ無造作に情報を仕入れていても仕方がありません。自分に必要なのは、もしくは足りていないのはどのインプットなのかによってアプローチが変わってきます。

僕はいま、③の自分の領域から出た先にある世界との触れ合いが足りていないなぁと思っています。
言ってみれば、自分の世界が両手を広げた範囲に収まってしまっているような窮屈さを感じるんです。

よく「アウトプットを増やせば、自然とインプットは増える」と言います。
これは間違いありません。アウトプットをしなければ、インプットの質・量、共に広がっていかないでしょう。

でも、アウトプットにともなうインプットは関心領域〜周辺領域に留まりがちだとも感じています。
なぜなら、知らないことはアウトプットできないし、アウトプットと関係ないインプットは後回しになりがちだから。

その結果、自分の知識の領域はどうしても自分の範疇に収まりがちです。

色々とアウトプットもインプットもしているのに、停滞感を感じていたり、成長を感じられなくなったりするときは、自分の領域が窮屈になってきている証拠だと思うのです。

この窮屈さを感じているときは、自分の意識が外の世界へと広がろうとしている時期と言い換えられます。だから自分の関心領域やその周辺にあるインプットを増やすより、思い切ってまったく関係のない外の世界へ出ていかなければ意味がありません。

とはいえ、自分の関心領域から遠く離れるときには注意が必要です。
ただ無造作に知らないことを調べても、興味がないものは興味がありません。そこで、外の世界と自分をつなぐ架け橋が必要になります。
この架け橋は、「動機」と言い換えられます。

▶ 自分の領域を拡張する「動機」はなんだ?

自分の関心領域から遠く離れたインプットが、もともと大好きな人もいます。好奇心旺盛で、知らないことならなんでも学ぶのが好きって人。でも、そもそも興味のないことを興味深くインプットするって、結構シンドい作業です。
また、多くの場合、本を2〜3冊読んだなど「さわり」だけで満足します。
これでは自分の関心領域を拡張してるとは言えません。つまり、自分の世界はべつに広がってはいません。

自分の関心領域を広げるためには、つぎのフロンティアを見つける必要があります。

とはいえ、無限に広がる越境領域の中から新しいフロンティアをどうやって見定めたらいいのでしょうか。

それが、領域拡張のための「動機」です。

この動機が、越境先の領域と自分をつなぐ架け橋となってくれます。
動機は、

・人に誘われた
・憧れ
・役立ちそう

など何だっていいと思いますが、漠然としているよりは求心力を強くするため、より具体的な方がいいでしょう。

・「人に誘われた」よりも「この人がお勧めするなら間違いないだろう」
・「憧れ」よりも「筋トレを習慣にしてる人ってカッコいい」
・「役立ちそう」よりも「趣味と仕事を両立した暮らしを自分もしたい」

と、動機が”なんとなく”よりも、具体的になるほど動機が強くなり、それをインプットする理由が明確になっていきます。

僕の場合は、今年から密かに思っている「人をサポートする人生へのシフト」が越境学習への動機になっています。
これを僕は「ヨーダへの道」と言っています(笑)
そうです、スター・ウォーズに出てくるヨーダです。人生も半ばに差し掛かり、ルークよりもヨーダのような存在に魅力を感じるようになってきたのです。

ここから少し、動機について掘り下げていきます。

▶ 人をサポートする人になる〜なぜ、ヨーダになりたいのか?〜

僕はNPO法人を14年ほど運営しながら活動をしてきました。
それもあって、本当に多くの方にサポートをしてもらってきました。

仕事もない頃から、ボランタリーで関わってくれる人。
企業や団体、国の支援サポート。
活動を応援してくれる人。

こうしたサポートがなければ、ここまで活動を続けていくことはできませんでした。そこでサポートをしてくれた人たちは、儲かる・儲からないという価値観ではなく、社会的な意義や価値、自分の世界を広げたいという想い、または困ってる人がいて、自分にできることがあるならサポートするのは当たり前、という哲学を持って、活動に参加してくれました。

そうした人たちって、本当に魅力的でカッコいい。年齢も社会的地位もべつに関係ありません。大学生のインターンもいたし、大企業の経営者もいました。
こうした出会いを繰り返すうち、いつか自分も誰かをサポートできるようになりたい、と思うように。

これまでは自分の活動に必死すぎて、とても人のサポートをする時間も余裕もありませんでした。いまだって、べつに余裕があるわけじゃないけど、自分の活動はいま踊り場にたどり着きつつあると感じています。

年齢も44歳になり、この数年「これからどうする?」と自分に問い続け、つぎにうっすら見えてきた方向が「人をサポートする人生へのシフト」です。

これまで僕は、自分のかかげたビジョンをたくさんの人に支えてもらい、応援してもらいました。
これからは、誰かがかかげたビジョンや夢を支え、応援する活動を自分の人生に取り入れていきたい。

これが、僕がインプットをしたい動機となります。

じっさいに、いくつかのスタートアップ事業のサポートにも去年の終わりごろから参画していたり、コーチングに関心を持って勉強したりはじめています。


▶ 机上のインプットじゃなく、経験というインプットを!

本を読むことは、すばらしいインプットです。でも、それだけで自分の世界は広がりません。
何度か触れてきたように、インプットはアウトプットと掛け合わせることで自分の物となっていきます。

アウトプットの形は様々ですが、もっともいいのが「経験する」ことです。

旅雑誌を読むより、じっさいにその場に行ってみる方が圧倒的に身になります。ビジネス書を読んで納得するだけじゃなく、その内容を実践してみなければ大して意味はありません。
画集で絵を見て感動するのも素晴らしいけど、実物を目にすれば、さらに感動します。自分で絵を描いている人は、絵を描いてない人とはまた、絵に対しての解像度も違うでしょう。

越境領域のインプットは、そもそもアウトプットの場が少なかったり、その事自体への強い興味があるわけじゃない場合もあります。
その場合、表面的なことだけに触れていてもなかなか身にならないし、何より興味が薄れていってしまったりします。

だから、思い切ってその世界へ飛び込んでしまうのが、もっともいいインプットとなります。

僕は越境学習のひとつとして、今回「二枚目の名刺サポートプロジェクト」への参加を考えています。

▶ 本業以外の活動を増やす

数年前、団体としてお世話になったNPO法人二枚目の名刺。
今度は、サポートする側として参加してみたいと思いイベントに申し込みをしました。

■「NPO法人二枚目の名刺」とは
本業以外に2枚目の名刺を持ち、1枚目と2枚目を行き来しながら、社会に面白いこと仕掛けていく人をサポートする団体。
■二枚目の名刺サポートプロジェクトとは?
様々なバックグラウンドを持つ社会人メンバーが4-6名でチームを構成し、社会課題解決に向き合う団体を支援(共に活動)する約3ヶ月のプロジェクト。

https://nimaime.or.jp/

これまで関わったことのない団体の支援に携わることで、自分が知らなかった領域の社会課題を学ぶことができます。そして、自分が何ができるのか、できないのか、人をサポートするとはどういうことか、多くのことを学べるだろうと思っています。

▶ まとめ

越境学習が大事だとは、ずいぶん前から言われています。
でも、自ら足を踏み出していかないと越境学習をする機会ってなかなかありません。そして、誰しも余裕も時間もない。
だからこそ、気合を入れて自分の知らない領域へと踏み出すことに価値があるのでしょう。

思い切って踏み出した先で何かを得られるかもしれないし、思ったほどの収穫はないかもしれません。ですが、本を読むだけじゃなくリスクを背負って現場に踏み込む経験は、絶対に無駄にはなりません。

ぜひ、自分の関心領域の外にある世界に飛び出していきましょう!

今日も見に来てくれてありがとうございました。
ぜひまた遊びに来てください!


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三木智有|家事シェア研究家
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