幼稚園の規律と自由

娘が通っている幼稚園では、毎月お誕生日会を行なっている。

誕生月の園児のママ(たまにパパ)は、40人分のおやつを用意して、クラスで行われる誕生日セレモニーに参加する。

ぼくも、今年はこの誕生会に参加してきた。
子どもたちと一緒にリンゴを切ったり、ケーキ(事前にママさんが用意してくれている)を並べたり。
珍しくパパがいるものだから、めちゃくちゃ囲まれてはしゃぎまくる。

おやつの用意が終わり、いざセレモニーのはじまり。

部屋を薄暗くして、天使役の子どもたちが誕生日の子どもたちを部屋の奥へと誘っていく。すると王冠をつけた子どもたちが天使と共に戻り、ろうそくに火を灯す。

子どもたちはセレモニーの間、こそこそ話をしたりはするけど、わりと静かに座っている。

家では10分もジッとなんかしていないのに、不思議なものだ。


規律と自由

子どもたちの様子を目にしながら、そんなことを思った。
先生たちは号令をかけたり、無理やり椅子に座らせたりなんてことはしない。

合図をすると、子どもたちは自分で椅子に座る。年長の子が年少の子を案内してあげる。

楽しそうに、くすくすと笑いながら、「しー!」って言いあいながら子どもたちは静寂を楽しんでいる。

この幼稚園では、こうした静寂に浸る時間が設けられている。子どもたちはこの生活リズムの中で、自然と規律について学び、体験する。

おやつを食べて、お誕生会が終わったら、今度は外遊び。

さっきとは打って変わって全力ではしゃぎままる。木にのぼり、アスレチックにぶら下がり、園庭を駆けずり回る。

バランスなんだなぁ。

遊び回ることの大切さも、セレモニーに参加する大切さも、どちらもあるから。

娘が順番を守ったり、なぜかたまにキチンと座っていたりするのは、こうした日常の中で自然と育まれたことなのかもしれない。

※※※

今日も見に来てくれてありがとうございます。
40人分のおやつの準備は大変、だったろうなぁ。(ぼくは当日りんご切っただけだけど)
こうした行事を楽しむ幼稚園ママのパワーを垣間見ました。
ぜひ、明日もまた見に来てください。


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