手を抜くことに、もっと真剣になる。
「手を抜く」ということに、もっと真剣になってもいいんじゃないかと思う。
手を抜くことに真剣になったら、手を抜けてないんじゃないかと言いたくもなるけどそうではなくて。
手を抜くことで感じてしまう罪悪感のようなものって、「本当はもっとできるはずなのに」って思いが勝ってしまうから感じるのだと思う。
ぼくの場合この「本当はもっとできるはず」は、意識的にそこで辞めることで感じづらくなる。
だから、ぼくは真剣に手抜きをするために取り組んでいることがあります。
▷ 資料作成は8割で。
企画書や講演用のスライなど。
それぞれの作成にかかる時間を、ずっと計測していた時期があります。
そうすると、内容がほぼ完成してから体裁を整えるのにかかる時間が結構長かったのです。
例えば講演用のスライド。
細かなところにこだわりもギュギュッと詰め込んで、線の太さや文字のセンター、無くてもいいけどあったら見栄えが良くなるような画像探しとか。
じつは、そんなあってもなくてもいいことにかける時間が結構長かったりする。
内容が変わらないんだったら、そこは誰も見てないこだわりであるかもしれなくて。なのに時間をたっぷりかけてしまうのは、もったいないだけだと思ったのです。
よく完璧主義の人のための時間術なんかで、8割の完成度を目指そう、と言われるけど。ぼくはドンピシャで80点を100点にするために時間をかけてしまう所がある。
だから意識的に「8割の完成度を目指す!」と決めておかないと、いつまでもチマチマ直し続けてしまうのです。
そのとき自分に言い聞かせているのは「完成度80点、スピード20点で合計100点」。
細かな完成度よりも、スピードで加点できたほうがお互いにとっていいよね、と思うようにしています。
▷ スケジュール調整を手抜きする
スケジュール調整って意外とやり取りが多くて面倒くさいなって思います。
この時間を手抜きするために、ぼくはTIME REXというスケジュール調整ツールを使っています。
これが便利。
自分のカレンダーURLを先方に共有すれば、相手はこっちの空いてる日時を選ぶことができます。
それをクリックすれば、スケジュール調整は完了。
ZOOMと連携もできるので、URLも自動で生成されてしまうのです。
これで、スケジュールのやり取りが圧倒的に減りました。
▷ 休日は予定通り休む
また、何気なくただダラダラ過ごしてしまうとやっぱり「時間を無駄にしてしまった」という焦燥感に襲われてしまったりします。
ただ、同じようにテレビを見たり、ゲームをしたりして過ごしても「今日はテレビを見る日なんだ」と決めているだけで、罪悪感も焦燥感も感じない。それどころか、軽い達成感すら感じてしまったりするのだから不思議。
だから休日もしっかりと、計画的に手を抜きます。
休日の朝にお片付けBootCamp!のメンバーとお片付けもくもく会をしたり。
家族で何をするかを、ちゃんと話あって予定を立てたり。
予定通りにちゃんと休めると「今日も楽しかったね!」って普通に言い合えるから不思議なもんです。
「あれ、今日って何してたんだっけ? 気がついたら夕方なんだけど」とはなるべくしたくない。
昔はよくそれで、かえって疲れちゃったりしていたなぁ。
▷ チリツモな時間をバカにしない
小さいことのようだけど、こうした積み重ねってバカにできない。
それらを削減することで得られたチリツモな時間は、本を読んだり、家族と過ごしたり、新しいことへの挑戦に使えたりする。
だから、しっかりと手を抜くってことは、すごくすごく大切なことなんだろうと思うのです。
では、また明日。
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