本を読むだけのために泊まりたいホテル。
東京に住んでいると、東京でホテルに泊まる機会はほとんどない。
終電を逃したわけでもなく、特別な理由もなく、家に帰れるのにホテルに泊まる必要がないのだ。
まして、ただ本を読むだけのためにほてるに泊まるだろうか?
本の街、神保町。
ここに「『わたしの本を』を見つけるホテル」があるらしい。名前をブックホテル神保町という。
僕にとってのホテルとは8割方「寝るための場所」だ。旅行に行って、その土地を巡り、美味しいご飯を食べて、帰ってきて眠る。
ホテルに求めるのは、清潔感と心地よいベッド。大浴場が充実していればありがたいし、朝食にこだわりがあれば言うことなしだ。
いずれにせよ、一日を終えて、翌日に向けてゆっくりと休むことができれば、それで十分だった。
ホテル好きな人からすれば、ホテルの魅力をまったく味わえていないと思われるかもしれない。
もっと、ホテルにはポテンシャルが秘められているのだと言うかもしれない。
でも、僕にとってホテルとは、旅の一時の骨休めの場所というイメージだったのだ。
だけど、このホテルは違う。旅の途中の骨休めの場所ではなく、旅の目的地にするべきホテルだと思った。
このひと言に、たくさんの想いが詰まっているのを感じた。
本を読むために泊まるのだったら、近場にあるというのはむしろラッキーかもしれない。予約さえ取れてしまえば気軽に行くことができる。
旅というのは、遠くの見知らぬ土地を巡るものだと決めつけていた。だけど、知らない本と出会い日がな一日のめり込むというのも素晴らしい旅であろう。
ブックホテル神保町は、旅の骨休めではなく目的地となるホテルだと書いた。だけど人生を旅になぞらえるのなら、次の目的地に向かうための本と向き合う時間は、大切な骨休めなのかもしれない。
来年。人生の骨休めに泊まりに行こうと思う。
では、また。
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