書き続けるのが辛いときに意識してること。
一昨日で、公開しているnoteが1,000記事になりました。
noteにはじめて投稿したのはこの記事。
ほぼ3年前。まだこの頃は毎日投稿はしていませんでした。でも文章を書くことにまっすぐ取り組んでみようと思い始めたころです。
思い返してみれば。この日、文章を書くと決めたことでずいぶんと人生が変わりました。
自分自身についても、仕事においても、生活に関しても。
文章を書いて人生が変わったと言うと、記事がバズって有名になって、作家のようになってと華やかな変化を思い浮かべるかもしれません。でも、ぼくの身に起こった変化は華やかさとは無縁。地道な蓄積がもたらした変化です。
ただしそれはありがたいことに、文章を書く才能のようなものがなくても得られる着実な変化です。なぜなら他ならぬぼく自身が、1,000記事を書いたうえで文才が花開いてないことを(悲しいけれど)実感しているから。
今日は、
noteを更新し続けるのがしんどくなってきた人。
書き続けても意味なんてないんじゃないかって、心が折れそうな人。
意味のない文章を書いても、辛いだけだって思っている人。
そんな発信することを諦めそうな人を「大丈夫! きっといいことあるよ!」ともう一記事書く勇気を与えられたらと思って書きます。
▷ 書き続けることで得られるのは「信頼」
「書き続けること=たくさん読まれるようになる」では、残念ながらありません。
PVがそんなにたくさんでなかったとしても、自分の周りの人は意外と読んでくれていたりします。
よく「ターゲットを決めて発信しよう」と言われますが、個人として発信を続けるのであれば「身の回りの人に読んでもらう」からのスタートがいいのかなとぼくは思っています。
すると「この人はちゃんと続けることができる人なんだな」とか「こういうことを考えている人なんだな」というように知ってくれる人が増えてきます。
自分の「考え」を「身の回りの人に発信し続ける」。
すると、そのコミュニティの中での信頼が蓄積されていきます。
何も実名発信だけである必要はないと思います。
自分が属し、発信できるコミュニティの中で伝え続けていけば充分。
最初の読者は、自分の身の回りにいる人。
それが書き続けて信頼を得られることに繋がります。
たとえばぼくは、noteの記事をFacebookにそのままコピペしてしまいます。
当然、そこで読めてしまうのでnoteのビュー数には繋がらないし、スキにも繋がりません。
でも、それでいいと思っています。
数字よりも、届けたい人が読んでくれることの方が、ぼくにとってはずっと大切だからです。
なので、noteではスキが10とか20なのに、Facebookではいいねが100近く付くなんてこともあります。
たくさんの知らない誰かよりも、身の回りの人たちに向けて伝えたいことが、ぼくにはたくさんあります。
▷ 下手くそでも、「誠意」を持って書く
ぼくはある程度身近な人たちに読まれることを想定して書き続けています。
なので、そういう人たちに読まれても大丈夫なことしか書かないようにしています。
それが、ぼくなりの文章を書くときの誠意です。
それは、自分を押し殺しているとか、綺麗事しか書かないではありません。読み手との信頼の話です。
noteではああ書いているのに、実際に会ったら全然違うことを言っている。ぼくは個人的にそういう人を信頼できません。
人は考えは変わるし、意見を180度見直すこともありますが、それと裏表が激しいのは別の話。
とくにぼくは実名で書いているので、リアルな自分とnoteに書くことの間に一貫性があることは大切だと考えています。
たとえ上手な文章を書けなかったとしても、誠実な気持ちで書くことは読み手との信頼関係に関わってくるのです。
▷ 読まれるための工夫は、読み手への「誠意」
「こうすればもっと読まれるようになる」というノウハウは溢れています。それを読んで実践してもうまくいくかどうかはわかりません。
それでも、たとえバズらなかったとしても。
読まれるための工夫を続けることは、すでに記事を読んでくれている人たちへの誠意だと思うのです。
誠意を持って書くとは、読み手と話をしても大丈夫なように嘘をつかないこと。
読みやすくなるための工夫を続けること。
だと思っています。
自分の書きたいことを書きたいように書き散らかすのも悪くありません。それで、とことん面白い記事が書けるなら言うことなしです。
でも、そうでないのならうまく行かなかったとしても読まれるための工夫は大切です。
それをしなければ、新しい読み手との出会いはおろか、すでに読んでくれているはずの身の回りの人たちすらも離れていくことになります。
▷ 読み手との信頼関係が書き手の人生を変える
新しい読み手を一生懸命増やそうとやっきになるよりも、いまいる読み手との信頼関係を大切にする。
それがもし、身近なコミュニティでの繋がりがある人たちだとしたら。
その信頼関係は少しずつ人生を変えてくれます。
「いつも読んでるよ」と言ってもらえたり、なんなら「いつも更新を楽しみにしてるよ」と言われることもあります。
辛いと気持ちを吐露したら「大丈夫? 今度話聞くよ」と声をかけてもらうこともある。
「今度、これについて書いて欲しいんだ」と仕事に繋がることもたくさんあります。「この人は書けるんだ」ということが分かっていると依頼しやすくなるのです。
ぼくは、子育てについて書くことが多いので、その瞬間にしか感じられない娘についての気持ちを残しておくこともできています。
書くことで頭の整理にも繋がり、思考に輪郭と一歩先の深みを与えてくれます。
また、文才やセンスはなくても続けることは自身に繋がります。はじめて30日毎日更新ができたときの達成感は、ハンパなかったです。それは自分の意志でやり遂げたと自信になりました。
書き続けることのメリットはこちらの記事にたくさん書きました。
1000記事も書いてきて、さすがに読み手との信頼関係を感じることが多くなってきました。
それは、ぼくにとって大切な資産です。
センスある文章を書くのは難しいですが、長く続けることはセンスがなくてもできます。
そして、誠意を持って長く続けることで得られる読み手との信頼関係は人生の財産になります。
書くのが辛いなと思ったら、そのことを少し思い出してください。
では、また明日。
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