「男性も家事育児楽しもう!」って言うけど。楽しくない部分こそ助け合わなきゃだめじゃない?

「男性にも、家事育児の楽しさを伝えてほしい!」
仕事柄、そんなご依頼をたくさん頂きます。

ぼくは全力で家事育児の「大切さ」を伝えます。

▶  家事育児は「楽しくない」ところこそ大切なんだ

家事育児って、基本的には「生活」です。
生活するために、楽しかろうと楽しくなかろうとやらなきゃならないこと。

家事のマイナス

とくに家事って、ほとんどがマイナスになった状態をゼロに戻していく作業だったりします。

だから、家事は別に楽しいことじゃないってのは、普通のこと。

「育児は楽しいよ!」って人もいると思いますが、よーく思い出してみると楽しくない育児ってめちゃくちゃ多いはず。

えっと、家事も育児も楽しい瞬間や素晴らしい時間はたくさんあります。それはね、知ってます。
でも、基本的には「家事育児はしんどい」んです。

で、大事なのはこの「楽しくない、しんどい家事育児」こそ、ちゃんとシェアしようよってことじゃないでしょうか。

SNSにアップするべく、キラキラと盛り付けた夕飯じゃなくて。レンチンしたご飯をタッパーの形のまま茶碗に盛り付けて、せっかく作った肉じゃがからぐちゃぐちゃと玉ねぎを選り分けられるような夕飯が日常です。

いつまでも泣き止まない子どもを、泣き止むまで根気よくなだめ続けるのが育児です。
オムツ替えしたうんちが下痢してて変な色してて、心配になってネットで調べて、うんちの匂いを嗅いでみるのが子育てです。

家事育児は、楽しくないところにこそ本当に大切なことが詰まってる。


▶ 楽しくなきゃやらないって、最近のパパを舐めすぎ

「家事育児の楽しさを、男性にも伝えて欲しい」こうした声って、じつは男性からよく言われます。

企業とか、自治体とか、もうとにかく男性主体で家事育児支援をやってると、まず100%言われます。
10年前はそれでよかった。

家事育児が仕事力アップになるよとか。
段取り力が身につくよとか、コミュニケーション能力が高まるよとか。

でもね。
いまのパパたちは、そんな価値観じゃない。

「家事育児を夫婦で協力し合うなんて当たり前」って思ってる人がたくさんいます。

褒めて、おだてて、持ち上げて。それでようやくお皿洗いをしてくれた世代では、もうないんです。

きっとね。
家事育児の楽しさよりも、具体的にどうすれば協力しあえるのか、その方法が知りたい。
自分が家事育児することで、妻や子ども、家族にとってどんないい未来が生まれるのかを知りたい。

▶ 家事育児の「楽しさ」ばっかり言ってると呆れられるかもよ。

家事育児の楽しさって、しんどいところも含めてやってるからこそ感じられるものです。

赤ちゃんがあとちょっとで寝返り成功しそうだった!
保育園でお友達に「バイバイ!」ってしてた!
たまたまTwitterで見かけたレシピのお陰で夕飯のメニューがサクッと決まった!

こんな、本人しか気が付かないような小さな小さなこと。これがね、家事育児の醍醐味じゃないかなって思う。

家事育児の楽しさは、普段やってる人の特権だよ。
いかにも楽しい部分だけ引受けて、イクメン顔されたりしたら、そりゃママだって不愉快な気持ちになるよね。

家事育児は、楽しさよりも大切さを伝えていきたいなぁ。そして、当たり前にやるようになった人こそ、特権としてその楽しさを実感できると思うんです。

では、また明日。

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