子どもを預けることは「ごめんね」なんかじゃない。
仕事をするために、娘を一時保育に預けはじめました。
3月に京都から東京へと戻ってきたため、娘は一足お先に幼稚園を終え、いまはずっと家にいるのです。
そのため、午前中は妻が娘の相手をして、午後はぼくが相手をするようにしているのです。
当然娘の相手をしている間は、集中して仕事はできません。
3月の繁忙期をまだ全然片付けも進んでいない(進める時間がない)家の中で、半分の業務時間で乗り越えるのはなかなか至難の業。
そこで、一時保育に娘を預けることにしたのです。
都心の真ん中にある、決して広いとは言えないお部屋に先生がひとり。
何人かの小さな子どもがブロックを使って遊んでいました。
娘を連れて行くと、たまたま同じタイミングでお子さんを預けられていたママさんが子どもに向かって言いました。
「ごめんね、ママお仕事行かなくちゃいけないから」
小さなお子さんに申し訳なさそうな顔をして、そして先生に「よろしくお願いします」と残して足早に立ち去っていきました。
保育園でも、一時保育でも、普通によく見かける光景。
ぼくも娘を預けてお部屋を出たときに、やっぱり同じように思ったのです。
「ごめんね、一緒に遊んであげられなくて」と。
ところが。
「えー? もう迎えに来たん?」
夕方、お迎えに行くとぼくが迎えに来たことが不服な様子。
あれ? 「パパーーー!!!」って喜びとともに再開できると思っていたのに?
「明日もまた行きたい!」
帰り道では、楽しそうに笑顔でそう言うのです。
そうそう、そうだった。
子どもを預けることは、ちっとも全然「ごめんね」なんかじゃないんだ。
家の中や近所の公園で、スマホを見たり仕事のことを考えたりしながら、中途半端に相手をされるよりも。
小さなお部屋だったとしても、ちゃんと一緒に遊んでくれる保育士さんがいるほうが、楽しいに決まってる。
ついつい、自分のことを過信していたことに気がつきました。
親だからって、一緒にいて一番楽しい相手なんかじゃない。
子どもを預けることは、「ごめんね」じゃない。
むしろ、中途半端にしか相手できなかったり、気もそぞろで相手をしたり、イライラ、ピリピリしながら一緒に遊ぶほうがずっとずっと「ごめんね」案件だ。
子どもを預けて、安心して仕事をして。
ホッとして、一段落してからちゃんとゆとりを持って向き合ったほうが、お互いのためにいいんだよね。
子どもを預けるときに「ごめんね」って思っちゃうすべての親御さんに、預けることはちっとも「ごめんね」じゃないよって、伝えたい。
そんなことを、ふと思った日でした。
では、また明日。
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