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家事も育児も、結局のところ”自分のため”にやってんだ。

「家事分担のこと、考えるだけでも面倒くさい」

これは、夫も妻もどっちも思うことでしょう。
「家事分担のこと、考えるだけでもワクワクしちゃう!」なんて人は、そうそういないものです。

僕だって、わが家の家事分担については考えるのも面倒くさい。
あれこれ言うのも面倒だし、言わないのもそれはそれで困るし。

▶ そもそも、家事や育児って誰のためにやってるの?

「家事育児って誰のためにやってるんだっけ」と自分に問いかけてみれば「家族のため」「子どものため」って想いがむくむくと湧き上がってくる。

わたしは家族のことを考えて。家族のためにがんばってるんだ。
この子が将来困らないために、この子のために育児してんだ。

それは、なんにも間違っていない。
本当にそうだし、自分だけだったら適当にサボっちゃうことだって。家族のためだからって思えばこそ、重たい腰を持ち上げて何とかこなすわけです。

「家族のために、家事育児がんばってるんだ」

僕だってそう思っていたし、それを講演会などでもたくさん伝えてきました。

だけど、だけどね。最近はこう思うんです。

「たしかに、家族のためにやってる。けど、結局さいごの最後は『自分のため』なんじゃないかな」

って。

いくら家族とはいえ、100%人のために自分を削ってがんばるって、誰でもできることじゃない。なぜ身を削れるかと言えば、そこには何かしらそれだけの価値を感じているからです。

そして、その価値を他者からの評価からしか感じることができないってなると、続かない。

きっと、丁寧な暮らしが好きで家事を楽しんでいる人は、他人からの評価をモチベーションに家事をしていない。
手作りしたり、きれいな状態であったりすることを、自分で楽しんでる。
家族や他人に「手作りすごいね」って言われなくても、満足できる人は、本当に暮らしを楽しめているんだろう。

でも、家族からの感謝や、他人からの評価、がんばってる自分を認めてもらいたいという気持ちだけがモチベーションになってしまうと、家事は辛い。
同じように、子どもが何かをできるようになることだけをモチベーションに育児してると、育児はあっという間に辛く、苦しいことになるんだろう。

じゃあ、家事は「丁寧に楽しめる人」以外は苦しいことなのは仕方ないのか。家族からのちょっとした労いや感謝があれば、がんばれるのに、それを望むことすら傲慢だと言うのか。

そういうことじゃない。
誰だって、人から褒められたり認められたりしたら嬉しい。もっとがんばろうって思うようになる。ましてやそれが、自分だけじゃなく家族のためにやっていることだったら、そこはやっぱり認めて欲しい。

僕が思ったのは。
「自分のためにやってるってことも、忘れちゃダメだ」ってことです。

家事分担の話をするのも。面倒な言い合いをするのも。ちゃんと自分のためだし、そう思うことは何も悪いことじゃないってことです。

僕は、自分のために家事をするって、とても素晴らしいことだと思うんです。それは、自分で自分の人生を快適にする力を持っていることの証だから。

つい、家族のためにって気持ちが強くなりがちだけど。ちゃんと自分のための家事、生活をするって大切だなと思います。


これは、普段家事をしていない人にとってもそうです。
家事の話し合いから逃げる、面倒くさくて適当に聞き流す、約束したことを忘れても大したことじゃないと済ます。
そうしたことって、全部自分に返ってくる。
しかも何倍にもなって。自分が思っていた以上のパンチとなって。

最近は「ママのために家事をする」「ママに時間を作ってあげたい」そう言って家事をがんばるパパが増えました。優しくて、妻想いであることがとても伝わってきます。
けど、いつも伝えるんです。「必ず、『自分のために家事をする』という感覚を忘れないで下さい」と。
パパだってべつに暇なわけじゃない。現代では誰だってそれぞれに忙しくて、余裕もないものです。
そんな中「妻のため」だけで家事をがんばってると、いつか嫌になることがあるかもしれない。

自分で、自分の生活を作っていけるってすごいことなんです。
べつに楽しくなくたって、やりがいを感じなくたっていいかもしれない。けど、家事をすることは自分の人生の役に立っている。妻のために家事をしたって、それは自分のためになっている。それを忘れないで欲しいなと思うのです。

では、また。


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