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平日日中の世界とパパ。

小学校にインターンをしていたころ。
家を6時前に出ていた。早朝のお散歩に出たご近所さんに「朝、早いんですね」と声をかけられた。
いつもは娘を幼稚園に送って、自宅で仕事をしているのでぼくには出勤はない。

なんだか、いつもの自分とは違う、少しだけアウェイ感を感じた。

***

京都に引っ越してきてしばらく、娘が幼稚園に通うまでの間、2ヶ月ほどだけど専業主夫だった期間がある。
公園をフラフラしても、ショッピングモールへ行っても世界にはほとんどママと子どもしかいなかった。
このときも、アウェイ感を感じていた。

***

パパ・ママ、という区切りで平日日中の世界を眺めれば、確かにぼくはアウェイだった。ショッピングモールなどへ行けば男性の姿はある。だけど子連れの男性はまったくいない。

だが、いつの頃からかその状態をアウェイと感じなくなった。
「慣れた」のとは少し違う。

ぼくは子連れの親というカテゴリーに属していると思うようになった。
パパ・ママという区切りで平日日中の世界を眺めなくなったのだ。

それは、平日日中の世界とぼくとの距離感を近づけてくれる見方だった。

子連れの親という視点で平日日中の世界を眺めると、ぼくは実にホームだった。どこを見ても子連れの親子ばかり。
それ以来、公園へ行っても、ショッピングモールへ行っても、小児科へ行っても気まずさはなくなった。

***

アウェイ感は、自分の脳内で無意識につくりだした仮想領地の違いによってうまれることも多い。
ある角度からみれば、自分とまわりはまったく違って見えるけど、角度を変えたら同じ仲間だったりする。

できることなら、相手との違いばかりを探してドキドキするのではなく、共通点を見つけてホームを感じたい。


では、また明日。

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