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【読書録】知力をつくる技術―――あなたが「総合的な知的能力」を鍛える48のレッスン(船川淳志・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日に読書会に参加しています。そこでは、読んだほんの一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、2020年9月27日の発表メモを投稿しておきます。

読んだ本はこちら。


【引用その1】知力は量よりも広さ・深さ

もちろん「変化は指数関数的になる」時代にあっても、我々の学びが指数関数的に成長できるわけではありません。1年半で知識を倍にするのは無理ですし、第一、何でもウエブで検索できる現代、その必要はありません。重要なのは、知識の量ではなく知力の広さと深さであり、その伸び方です。過去の自分と比べて新しいことを学んでいるだろうか? 自分の伸びしろ、のりしろを伸ばしているだろうか? 自己成長しているだろうか? ということです。

2のn乗……そんな変化がドンドン続いてく。これって考える怖いですよね。ちょっと気を抜いたら、世の中が大きく変わっている。

私が社会に出た頃は、ファクスをよく使っていました。それが一人1台のPC。スマホが当たり前になってくる。この歴史を知っている人は感慨深いけど、今からスタートした人にとっての10年後はどうなっているんだろう。

とにかく変化を受け入れてついて行くしかない。
自分の伸びしろを信じ、成長を続けていくべきですね。

【引用その2】今求められているほんものの知力

・自ら能動的に思考する力
・考え方の異なる他者を理解する力
・論理的に明確な推論や検証ができる力
・自由で柔軟な想像力
・自分の専門知識を絶えず深めていく力
・他の分野に対する好奇心を持ち、垣根を越えて共同作業を進める力

今求められている本物の知力はこの6つ。
確かに、これだけの力がある人は本当に必要とされるでしょう。

しかし一朝一夕では身につかない。
そのために、常に訓練をするしかありません。

私はメルマガを4,000本以上書いてきました。
その都度、考え続けています。そのトレーニングがあったから今があります。
正直、何も考えずに文章を書いても何も変わらない。
相手を考えて、工夫を続けるのが一番。

【引用その3】”理”は大事

物理、心理、あるいは数理、薬理、法理ということばがあるように、理というのは、筋道であり、原理原則のことです。「物の理を考えるのが物理学で、心の理を考えるのが心理学」と見ればわかりやすいでしょう。公に認められた公理、定まった定理、あるいはその反対の逆理という具合です。「理の体幹」とは、その筋道を押さえ、物事の本質をつかむ基本的な力を意味します。

道理、理由、理屈、心理、定理、公理、私自身も「理」という言葉が好きだと気づきました。理由がないと納得できない。理通を常に求めて、納得し、最後にはパターンを受け入れているように想います。

最近、理屈が通じない人と出会うこともありますが、その人にはその人なりの理屈があるはず。それを見つけるようにしています。

【引用その4】”わかっている”の6段階

自分では「わかっている」つもりでも、その実「わかっていない」ことが少なからずあるので、そこをしっかりチェックしておくのです。「わかっている」ことについて、次の6段階でチェックします。
1 ことばとして聞いたことがある。
2 文字として誤解しないで認識できる(漢字・英語)。
3 そのことばの意味がある程度理解できる。
4 そのことばの意味を他者にある程度伝えることができる。
5 そのことばの意味、概念、理論などについて明確に他者に説明できる。
6 そのことばについては、複数の参加者から質問を受けても困らない。

何となく分かったつもりになっていることがありますが、本当にそれは危険。そのため、知らない言葉に出会うと、すぐに調べて確認するようにしています。

goo辞書に何度お世話になったことか……。

これを繰り返しているから、人前で恥をかくことが減ってきました。

これは、教育にも通じます。ビジネスメールを教えていても、自分はできていると思い込んでいる人が本当に多い。

教えられるレベルまで行くと、本当に理解していると言えます。しかし、教えているつもりでも、それが間違っていることもある。だからこそ、自分のスキルや知識は常にチェックすべきですね。

まとめ&宣言

こうして1冊読んでアウトプットしてみると、自分の考えが整理されてきます。読書会に参加して、読書の仕方が変わったなぁ~と実感。

これから言葉の意味を深く考え、理解し、コミュニケーションの質を高めていきます。


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