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【読書録】世界2.0 メタバースの歩き方と創り方(佐藤航陽・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、何をするのかを宣言します。

その発表を事前にnoteに公開することで、自分の考えを整理しています。
皆さまの参考になるとうれしいです。

今回読んだ本はこちら。

いつものように、Kindle Unlimitedで気になった本を物色。メタバース系の本を何冊か読んでいますが、本当に世の中は大きく変わりますね。時代に取り残されないためにも、こういった技術や世界の構造に関する本は押さえておきたいところです。

それでは、早速ご紹介しましょう。

【引用その1】3DCGの世界は激変している

凄まじいクオリティの3DCG作品をSNSにアップしている人を見つけると、私はよくDMを送ってコンタクトを取るのです。すると「僕は16歳です。学校が忙しいので、日中は仕事を受けられません」と、にべもなくオファーを断られて衝撃を受けます。 彼らはがっついてお金を稼ぎたいわけではありません。親元の実家で暮らしているので、中高生のうちから稼ぐ必要もないのでしょう。楽しいからやっているという遊び感覚に近いです。しかし彼らの作品はすでに年俸何千万円、あるいは何億円も稼げるレベルに到達しているのです。 プログラミングとデザインの仕事は、ずっと縦割りで分かれて別々の人が分担してきました。Unity、Unrealによって3DCGを使う若者は、たった一人でプログラマーとデザイナーの仕事を同時にこなします。子どもたちは直感的に両方の仕事をこなすわけですが、プログラマーやデザイナーの仕事を長くやってきた大人から見ると、彼らは超人です。

世界2.0 メタバースの歩き方と創り方(佐藤航陽・著)


若い人が当たり前に技術を身に付けている。しかもプロレベルに。
その現状に衝撃を受けました。仕事ではなく、楽しいからやっている。生活のためではない。そういう人が一番強いのだと思います。

この3DCGの世界や作品などを見て、今の世界のレベル感を押さえておきたいですね。最近は、AIが絵を描くわけですし、本当にクオリティーが高い。こういった技術の裏には、ソフトの発展とAIがあると思いますが、世の中の構造をしっかり捉えるべきでしょう。

まずは「Unity、Unreal」というソフトも初耳なので、そのあたりから調べてみたいと思います。


【引用その2】人が空間をどう知覚しているか

自分の生存に関わる、もしくは社会生活に関わる情報は鮮明に覚えている。他方で、生存に関わりがない情報はすぐに忘れてしまう。人間は脳みその中で、情報を取捨選択する優先順位を無意識のうちに決めているのです。  つまり人間は、他の人間には関心度がとても高い。肌の質感や、表情の微妙な変化にピンとくる。なのに世界の背景には、驚くほど鈍感である。この特性は、メタバースの空間を作る上での非常に重要なポイントです。物理的な世界が、どのような法則性に基づいて動いているのか。人間が何を不自然と感じるのか。私たちはこの点を直感レベルでは理解できていますが、言語や論理のレベルでは認識できていません。

世界2.0 メタバースの歩き方と創り方(佐藤航陽・著)


確かに私が見ている世界は、焦点が合っています。その焦点があっていないところはぼんやりしている。こうして、より現実の資格に近づけていくのですね。

日本らしい雰囲気、西洋らしい街並み。なぜそう感じるのか分かりませんが、待ちを見たら「きっと○○だなぁ」と予測が立ちます。そのくらいぼんやり背景としてみていても、その空間を知覚できている。

二元の認知を理解することが自然な3DCGの世界をつながることにつながるのですね。


【引用その3】メタバースに生態系を

メタバース上に新しい生態系を成立させ、リアルな世界に声をかけて「こちらで活動してみませんか」と参加者を募る。こういうやり方を採れば、誰も傷つくことはありませんし、領土・領海や財産を誰かから収奪する必要もありません。ただしそのためには、新しい生態系を成り立たせるためのノウハウが重要になります。メタバースの概念を掲げ、自分の主張を声高に叫んでいるだけでは、誰も相手にはしてくれません。「この世界をより良くしたい」「世界を変えたい」と考えている人は、まずは生態系の創り方をイチから学ぶ必要があります。

世界2.0 メタバースの歩き方と創り方(佐藤航陽・著)


私がやっている『実践塾シェアクラブ』『一般社団法人PAG』などもある種の生態系です。

実践塾シェアクラブは、私が主催者であり、私がコンテンツを提供するのがメインです。一方PAGの方は、みんなが主役であり、そこに自然と生態系が生まれています。みんなが自律的に動き、形作られていく。人が増えたり、減ったり、濃くなったり、薄くなったりする。それも生態系の形なのでしょう。

こういった生態系の仕組みを理解して、自分でコントロールしていくのは面白いのかも。


【引用その4】これから生き残るもの

「お金一強」の「資本主義」の時代から、個人が感情的に価値を感じるか、社会全体が価値を感じるかどうかも重要視される「価値主義」の時代に移行しつつあるのです。 「価値主義」とは私が作った造語で、従来の儲かるか? 役に立つか? という「①実用的な価値」だけではなく、人々の感情にポジティブな影響を与える「②感情的な価値」や、社会全体に対してプラスになる「③社会的な価値」の3つともをバランスよく見ていこうという資本主義の発展系の考えです。もはや表面的で短期的な論理性をもっているだけでは、世界市場では通用しません。中途半端なコンサルティングや、中途半端な投資銀行レベルの思考回路は、AIに取って代わられます。AIは莫大な機械演算を一瞬で完了できますから、金融機関やヘッジファンドのトレーダーもいなくなるでしょう。

世界2.0 メタバースの歩き方と創り方(佐藤航陽・著)


今まで私は「①実用的な価値」を中心に考えていました。メルマガのノウハウだったり、ビジネスメールのノウハウだったり、起業のノウハウだったり。学んだことが生かせてお金に直結する実用的な価値。

しかしこれからは「③社会的な価値」に対してももっとバランスを見て行こうと思います。ここで指摘されている通り「中途半端」は淘汰されるでしょう。AIに変わられるだけでなく、仕事ができないことが露呈し、今までのようなごまかしがきかなくなる。消費する側としては効率が上がりますが、提供者としてはかなり真剣に取り組まないと危険です。

常に危機感を持ち続けるべきいですね。

まとめ&宣言

まだ、メタバースの世界観が曖昧です。
これ関連の本を5~10冊くらい読んで、自分の中で腹落ちさせようと思います。きっとそこで見える何かがあるはず。

今回読んだのはこちらの本です。

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