コントロールできるものに意識を向ける
自分の思考は変えることができる。
自分の行動は変えることができる。
社会情勢は変えることができない。
景気を変えることはできない。
こんな感じで、できるできないを意識してから凄く楽になったように思います。たとえば、私が頑張れば景気が良くなるかもしれない。でも、その可能では限りなくゼロに近い。そういうものは、ゼロとして考えます。
つまり、私がどんなに努力しても世の中の景気が回復することはない。ただ、自分の努力によって、会社の売上は向上する。自分の周囲の景気を回復させることはできる。
こうして、何ができて、何ができないのかを一つ一つ整理していきます。自分の影響が、限りなくゼロに近いものはゼロ。影響がそれなりに出せるものだけピックアップします。
ちなみに、自分の出社時間は、コントロールできます。自分の機嫌の良さもコントロール可能です。
しかし、スタッフの出勤時間やスタッフの機嫌の良さのコントロールは難しい(笑)出来なくもないけど、不確実な要素が残ります。
不確実な度合いが高いものは「できないもの」として考えるようになりました。そうすると本当に気分が楽なのです。
自分が強い影響を与えられるものだけに集中してそこに全精力を投下する。自分が変えられないものは、多少関与するけれども、どこかで諦める。そのくらいの気持ちがあってもいいと思いますよ。
たとえば、あなたに上司がいたとします。
その場合は、ザックリとこう考える良いでしょう。
●変えられるもの
上司との向き合い方
上司とどんな表情で接するか
どのくらい上司の役に立ちたいと考えるか
自分が上司にどんな声をかけるか
自分が上司の仕事をどのように対応するか
●変えられないもの
上司の思考
上司の行動
上司の評価
この「変えられるもの」と「変えられないもの」を連動して考えてしまうことが多いんです。こんなに自分は譲歩しているのに何で相手は変わってくれないんだ。どうしてこんなの上司の仕事を頑張っているのにまったく評価してくれないんだ。
「変えられるもの」と「変えられないもの」には弱い因果関係しか無いと思っています。○○をしたら、必ず××になる。このような原因と結果の関係では無いんです。
それがわかると、苦手な上司とも気楽に付き合えます。自分がやりたいようにやるしかない。その結果は、自分で強くコントロールできない。
やれることをやったら、後は諦める。
まあ……そこまで割り切れないかもしれませんが「別物」と考えると、スッキリしますよ。
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