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日々の研究 23/01/23週

今週は、ヒトの研究

最近は、ヒトの造形を研究しています。過去に骨格部分は完了し、作品化しているので、今回は筋肉・表皮の表現の研究となります。

⤵︎過去作


ウマの研究も並行していますが、哺乳類のカタチの基礎はやはりヒトで学ぶのがベストと思い、ヒトに集中しています。

自分がヒトの形をしているから当たり前かもしれませんが、ヒトのカタチを作るのは不思議な魅力があります。私たちの関心の大半を占める人の作り方が分かれば、だいたいのものに応用できるからかもしれません。


研究内容

➀ 鼻と目の研究

ヒトの顔を紙で造形する上でのネックは、鼻や顎の立体感や曲面になります。紙をふんだんに使えばある程度自由に作れるものの、周りの首や後頭部と上手くつながらなくなってしまいます。

そこで、なるべくシンプルに、単純なカドから造形するアプローチで鼻と目を折り出す試みをしています。

② 頬と下顎

鼻・目から続き、頬と下顎の研究です。後頭部を立体的に折ることで、頬の部分を削るように押し込む折り方が出来ることを発見しています。(詳しい折り方は別の記事にする予定です)

➂ 骨格

ここまで折って、鼻や顎などの個々のパーツでなく、基本的な骨格を見直す方が良さそうだと思い、研究し直しています。

①、②では顔の上半分と下半分を分割するように折っていましたが、形が複雑になりすぎるため一体成形するように折り出しています。

形がシンプルになった分、紙の重なりが減り、透かすことでサイバーパンクのような効果が得られることにたまたま気づき、そのバージョンも作ってみようと構想中です。

④ 骨格+各パーツ

骨格の構造を見直したので、その上にパーツを載せています。首の長さがメイングリッドから半マスずれてしまう、まだ顔のパーツの線が多く、「おじさん」感が抜けない問題はありますが、及第点はあげられるレベルにはなったかと思います。

来週は…

来週は女性的な造形や、曲面の表現を改善することになるでしょう。

20230129 Tomoaki Hamanaka


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