やっと開眼式

「カイゲンシキと言います。」
「そう、読むんですね。」
二度目にお会いして、やっと言葉になりました。

公営霊園の使用が決まり、ああ、
これで、母もゆっくり眠れる…
と、思えたのも束の間…
初めて石材店さんに赴き、新しく
お墓を建てる流れを伺ううちに、
…そんなに段取りがあるのかぁ
…覚えられるかなぁ
…ここまで何とかきたけど
…ええっ、先立つものが、
「足りないですまた来ますありがとうございます」
ゴニョゴニョ言って、消えました。

脱力。
イロイロ省略(未だ向き合えてない)

無気力。
イロイロ省略(公開する覚悟がない)

認知行動療法等、かじる。
イロイロ省略(推敲できていない)

結構な年数を経て、改めて石材店さんに足を運ぶ。
私のケースは、開眼供養のみなので慶事である等、いちから丁寧に、教えて頂きました。
二度目なのを、故意に触れなかったのか分かりませんが、恐らく、様々な事情の相談を、受けられているのだと感じました。

そうして、何度かご連絡し、お墓のデザインが決まり、工事が始まり、ご時世的に日時を考え、お寺様にお願いしたりして、また月日が過ぎました。

当日。
ほぼ緑に囲まれて、整然と低いお墓が並んだ一角。
やっと完成し、白い布が被せられ、
セッティングして頂いた、石材店さんと業者さん、二人の伯父様、私がお連れしたお坊様、で始まりました。
途中、ヒラヒラと白い蝶が寄ってきたのを、伯父様とチラリと見て、
やっぱり、ね…なんて事も。
少人数で滞りなく進み、お食事も無しなので、約一時間で、無事終わりました。
深呼吸。
時間あれば、フラリ散歩に来ようかな…心地よい場所と、感じました。

帰宅して、いつものように🌿チェック。100均シンゴニウムの、気根を覗くと、

笑っているように見えました。
これも、やっぱり…
…ごめんなさい。
現在は成長しまして、

面影は無くなりつつ…
そして、小さなお仏壇にも🌿供えています。
花好きだった母。どう思う。

振り返りまして、突然の旅立ちを受け入れられず、淡々と日々を送るも、お墓を建てることに、迷いはありませんでした。
自分が安心したかったのだと、思います。
ただ、いずれ私が入る時は?
はてさて、その後の管理は?
まだまだ、決める事はあります。

さんざっぱら、無気力無関心な生活を送ってきまして、足掻いて、
未だに、昨日まで、午前中まで、
リズム良く過ごせてたのに、
急に、
何故…
ってパターンはあります。
パターンだからと、認識して、受け入れたいです。
そうすれば対処できます。
無理に動かないのも対処法。
無表情で動いてみるｺﾜｲﾃﾞｽﾈも。
noteに向かうのも。

ひと通り、開眼式を終えたことを
曲がりなりにも、整理できました。
ひとつ、向き合えました。
ありがとうございます。

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