アスペルガー、ASDだって個性!認めることでラクになる?絶対に認めたくないひとの気持ちと認めた時の変化
あなた『ASDって、実際はどんな感じなん? ASD・アスペルガー症候群ってよくわかんないんだけど?』
インタビュアー:今日は、ASDであることを認めたくないという気持ちについて、実際にASDの方にお話を伺います。まず、自己紹介をお願いします。
トモ:私は、30代の男性です。幼い頃から人とコミュニケーションを取るのが苦手で、友達もあまりいませんでした。学生時代からずっと、コミュニケーションや考え方に苦労していましたが、周りの人と違うことには気づかずに過ごしていました。
しかし、社会人になってから、コミュニケーションの難しさや仕事のストレスが原因で、うつ病を発症してしまいました。そこで初めて、自分がASDかもしれないと思い、病院で診断を受けました。
インタビュアー:診断を受けて、ASDだと分かった時は、どのような気持ちでしたか?
トモ:最初は、とてもショックでした。自分が人と違うという事実を受け入れることができないというよりも、周りの人も自分と同じなんだと思っていました。また、周りの人に迷惑をかけるのではないか、仕事ができないのではないかという不安もありました。
インタビュアー:ASDだと認めたくない気持ちは、どこから来ると思いますか?
トモ:いくつか理由があると思います。まず、ASDは社会的に認知度がまだ低く、誤解が多いということがあります。テレビや映画で描かれるASD像は、偏見や固定観念に基づいていることが多いです。そのため、自分がASDだと認めると、周りから変な目で見られるのではないか、理解してもらえないのではないかという不安を感じます。
インタビュアー:他に理由はあると思いますか?
トモ:ありますね。ASDは、人によって症状が異なるため、自分がASDに当てはまらないのではないかという気持ちもあります。また、ASDである自分を認めると、弱みを見せることになると考えてしまう人もいると思います。
インタビュアー:ASDだと認めたくない気持ちは、どのように克服しましたか?
トモ:少しずつですが、ASDについて理解を深め、周りの人に自分の特性を説明することで、克服してきました。また、同じ悩みを持つASDのひともいるんだとネット上で交流することで、励みになりました。
インタビュアー:ASDだと認めることで、何か良い変化はありましたか?
トモ:はい。まず、自分がなぜ人とコミュニケーションを取るのが苦手なのか、なぜ仕事でストレスを感じやすいのか、その理由が理解できるようになりました。また、自分の特性を理解することで、自分なりのコミュニケーション方法や仕事のやり方を見つけることができました。
インタビュアー:ASDだと認めたくない気持ちを抱えている人へ、何かメッセージはありますか?
トモ:ASDは、決して恥ずべきことではありません。むしろ、個性の一つです。自分の特性を理解して、上手に付き合っていくことで、自分らしく生きることができます。周りの人に理解を求めることも大切です。一人じゃないということを忘れないでください。
インタビュアー:貴重なお話をありがとうございました。
このインタビューを通して、ASDであることを認めたくない気持ちは、誰にでもあることだと理解することができたと思います。ASDは決して恥ずべきことではありません。自分の特性を理解して、上手に付き合っていくことで、自分らしく生きることができます。周りの人に理解を求めることも大切です。一人じゃないということを忘れないでください。
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