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絵を描いてわかること

左手が待ってましたぁ〜とばかりに動き出す。
最初は出来上がった作品を
家に飾りたいなぁと思うから
慎重に
色の発色を確かめ
重ねるとどうなるか確かめながら白い紙に
パステルをのせていく。

オイルパステルはしっとりしていて
柔らかく。重ねていくと油絵のようにもなる。
削って押し付けたりすると層になって。
ひっかくとその傷跡もまた絵になって。

ひと通り軽く確かめたら
手は安心したように自由に描き始める。

とにかく気になる色から手にとり
てんてん、ぐるぐる、しゃーっと
勢いよく発射する。

もうこんな絵にしたい!とか
こんな絵になったらいいな!は
すでにない。

ただひたすら
色と出会う
どんな線を描くのかも
手にお任せで行こう!

消したいときはどうすればいいんですか?
誰かが先生に質問した。

人生と同じでなかったことにしようは
出来ないんです。
だからその上に重ねていきましょう!

確かに、うーむ深い。
その通りよね。
起きたこと。
全て無かったことには出来ないし
むしろそのプロセスや重なりが
お見事でうつくしかったり美しかったりする。

その声を聞いて
余計にわたしは
そうよね、
このまま色と出逢いその
プロセスを重なりを楽しもう!

そう心が決まった。
ぼかしてみたり、はっきりさせたり。
真っ白な紙の上は
どんどん変化を見せた。

好きな色をとことん盛り込んだ。
ちょうどこのあいだ
ドストライクで見つけたカバンやワンピースの色たちとおんなじ色たち。
大好きなパステルカラーてんこ盛り。

あ〜綺麗!
いいねぇ。
ただただそれだけで
手は進んでいくのを目で追いかけて
一瞬たりとも同じ状態がないのが
楽しくて仕方ない。

あ〜やっぱりわたしはこっち派だ!

料理にしても
お菓子づくりにしても
アートも
人生も

ゴールなんてわからない。
とにかくいま
そしてこのわからないシナリオ
プロセスにわくわくしながら
ギフトを受けとる。

人との違いは
わたしもそれなりにわかるから
全く気にならないわけではないけれど

やっぱりわたしはこっちなんだ!
きちんとわかりやすく
人の真似をしてとか
顔色伺って読んで
人に合わせても
かなりやってきたけど

やろうと思えばそれなりには
出来ないことはないけれど

もういいよね。
散々やってきたもの。

私はわたしでしかいられないのだから。
いっちゃいましようよ。

わかってるでしょ。
わかってきたでしょ。

やっぱりオリジナルのわたしが
一番わたしらしいもの。

個性的。
普通じゃない。
変わってる。

だよね。
そうなの。
ありがとう。おっけ〜。ナイス。

すべて
最高の褒め言葉として
受けとるよ。

普通はつまらない。
ある意味
そう思ってきた
わたしの思い通りだね。

いけ!わたし。。。

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