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【全員で速攻!逆転勝利!】4/2 京都サンガvsヴィッセル神戸

試合の注目点

序盤戦の大一番

サンガは選手やスタッフがコロナに感染し、一時は練習を中止していたためコンディションは万全とは言い難い。特にこれまでサンガで毎試合走行距離が一番の武田選手の代わりを福岡選手ができるかがポイント。

一方で神戸は三浦監督が解任され、いわゆる「ショック療法」により選手のこの試合に対する意識はかなり高まっているはず。

今シーズンまだ勝利のない神戸が調子を取り戻す前に、サンガとしては勝ち点3を取って少しでも降格圏からは離れた順位を確保したいところ。

負ければ第1節から勝ちが遠のくことになり、選手の自信喪失にもつながるため序盤戦の大一番と言える。

試合結果

感想

①全員が走り切るカウンター

先制されて悪い雰囲気が流れそうな中で見せたカウンターだった。
前からプレスをかけて高い位置でボールを奪い、後ろにいるサイドバックやインサイドハーフの選手が一気に前に駆け上がり厚みのある速攻だった。

2点目も同様だった。まさにサンガがやりたいサッカーを体現した2点だった。


今シーズンのサンガは、やはりピーターウタカ選手が注目され、実際にゴールも取っていた。しかし今日は3ゴールともにウタカ以外の選手がとった。


サンガが目指している「全員サッカー」ができた証ではないか。
神戸のように技術のあるパサーがいるわけではなく、ポゼッションをうまくとるサッカーではない。泥臭く、走り切って、奪って、みんなで攻撃・守備をする。まさに「チーム」で戦っていたのはサンガだったと思う。


②スプリント回数の差が勝負の差

サンガのスプリント回数は合計210回。神戸は147回だった。
回数が多いからと言って必ず勝つわけではないが、神戸はもう少し前にリスクをとったスプリントができたのではないか。

サンガのカウンターを恐れていたのはあったと思うが、トップの大迫以外に中盤から前線に飛びぬける選手がもっといればサンガを脅かしていただろう。

特にサンガが逆転した後の時間帯は神戸がボールを支配できていた。ただ横パスが多くなかなか決定機を作ることができなかった。

もちろんイニエスタを中心にいいパスは出ていたが、ワンタッチで連続したコンビネーションなどは生まれず、結局ゴールは生み出せなかった。


次も関西ダービー、しかも京阪対決となる。G大阪は今節、名古屋に勝って勢いに乗っているが恐れずサンガらしいサッカーを続けてほしい。

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